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コンサートオペラ形式でお届けした「青ひげ公の城」をリポート!

9月27日、コンサートオペラ「青ひげ公の城」本番当日、ゲネプロ30分前のフェスティバルホールのステージにオーケストラのメンバーが勢揃いしています。

「青ひげ公の城」は、指揮が井上道義マエストロ、会場がフェスティバルホール。
25日に2014年度シーズンからの事業内容について記者会見を済ませています。
それならば、井上マエストロも一緒にフェスティバルホールの客席で写真を撮ろう!

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カメラマンの飯島隆さんにお願いをして写真を撮影しました。
こんな雰囲気で写真撮影は終了。
出来上がった写真は、来年度の卓上カレンダーの表紙に使います。
また、定期演奏会の会場ででも、チェックしてください。

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(C)飯島隆

コンサートオペラ形式でお届けした歌劇「青ひげ公の城」は、大盛況のうちに終了致しました。
ご来場頂きました皆さまには、この場を借りて御礼申し上げます。

この日のプログラムは前半がオッフェンバック作曲(ロザンタール編曲)のバレエ音楽「パリの喜び」、後半がバルトークの歌劇「青ひげ公の城」(コンサートオペラ形式)というもの。

指揮は、井上道義さんです。

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(C)飯島隆

前半のオッフェンバックの「パリの喜び」をマエストロが選んだ理由は、
「とにかく明るく楽しい曲だから!」

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(C)飯島隆

マエストロの言葉通りにバレエの発表会で良く耳にする楽しい曲からスタート!
その後もワルツやポルカやマズルカなど、踊りだしたくなるような曲が続きます。
それらを、踊るように指揮をするマエストロ。

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(C)飯島隆

そして曲は、オッフェンバックの代表作「天国と地獄」の“カンカン”から、オペラ「ホフマン物語」の有名な“舟歌”へと導かれていきます。

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(C)飯島隆

古き良き時代のパリ、世界の中心だった頃のパリが鮮烈に描かれています。

後半の「青ひげ公の城」では全編、照明の演出が使われているため、マエストロの表情もオケの雰囲気も良く判らないと思います。

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(C)飯島隆

オッフェンバックの曲をバックに(汗)、そのあたりのザ・オーケストラ!の雰囲気を視覚的にご覧になっていただきたいと思います。

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(C)飯島隆

最後の曲が終わった瞬間、満員のフェスティバルホールは拍手喝采の嵐です。
ステージにいるメンバーからすると、良く言われる「天井から拍手が降る!」状態を実感しているところなのでしょうか。
燕尾に蝶ネクタイといういでたちのマエストロが、お客さまの歓声に応えメンバーを賞賛して「パリの喜び」は終了致しました。

それから暫くして・・・
フェスティバルホールに鳥のさえずりが鳴り響いています。
これがフェスティバルホールの1ベルです。

さあ、「青ひげ公の城」が始まります。

チューニングが終わる頃、怪しげな男性が中央通路あたりからステージの方を見ていましたが会場内は暗転。
真っ暗闇で男の姿も見えなくなりました。

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(C)飯島隆

すると、声が聞こえます。

「フン、ヘヘヘ・・・・なんでこんなに本気でクラ・・ヤ・ミにしてしまうんだと思われているでしょうなぁ~。」

徐々に照明が灯り出し、ある男を照らし出します。

あ、先ほどの怪しげな男です。

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(C)飯島隆

「なんという暗闇・・・・当然これは、地獄のつもりって訳でね。 まっ、そりゃね、ハンガリーあたりの冬の長さ、夜の長さは半端じゃないんで心を暗くさせますからねえ・・・」

とても吟遊詩人という感じではありません、怪しげな男です。
この男、前説を語る晴雅彦さんです。

「ところで皆々様!今日の物語は男と女の間に横たわる深い淵の話です。 こんなこけおどしの「暗闇」なんかではない、「やみ」・・・・底が見えない、見えたような気になってもハタと気が付くとまた現れる、「ミゾ」・・・。 オトコの思い描く女性と、オンナの思い描く男性・・・・お互い、ズレていませんか? オトコは誰でも自分と言う王国、自分の世界と言う王国を築こうとします。彼の記憶は時間に風化されることがありません。 青ひげ公もそんな一人の男。」  

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(C)飯島隆

「オンナは誰でも人生に愛を求めます。自分こそが唯一の存在である太陽であるがごとく、愛されることを求めます。彼女の記憶は常に新しく書き加えられていきます。 ユーディトもそんな一人の女。 女はいま、自ら進んで恐ろしい噂にまみれた青ひげの城に入っていこうとしています。彼の住む、暗く冷たい館に自分なら明るさをもたらすことが出来ると信じて。  ユーディトの力を信じましょう!」

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(C)飯島隆

「古き・・・館に住んでいた  青ひげ・・・最後の希望の・・・物語」     

口上を終えた晴雅彦さんと入れ違いに、

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(C)飯島隆

青ひげの城にユーディトが入ってきます。
字幕を見ていただくとお判りになると思いますが、

「見るがよい 青ひげの城を、お父上の城のように豪華ではないぞ」

青ひげ公が「ぜひ来て欲しい!」という感じではなく、「本当に後悔は無いのだな。今なら帰れるぞ!」という感じで青ひげ公はユーディトを迎え入れます。

ここまででもうお判りですね。

暗闇と照明の演出が加わることで、効果的に見せていきます。

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(C)飯島隆

前半のオッフェンバックのこのような照明が、

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(C)飯島隆

このような照明に変わり、

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(C)飯島隆

7つの部屋の扉を開けるごとに、

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(C)飯島隆

次々と変わっていきます。

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(C)飯島隆

不安を煽る紫をベースにした照明もあれば、

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(C)飯島隆

真っ赤な血を思わせる照明もあります。

井上マエストロの思い描くイメージを、照明家の足立恒さんがカタチにされていきます。

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(C)飯島隆

迫力のオーケストラサウンドは、扉が開くたびに照明とともに変化していきます。

そんな中を演技を伴い、男女の心の駆け引きを見事に歌い上げるソリストのお二人。

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(C)飯島隆

青ひげ公役のコヴァーチ・イシュトヴァーンと、ユーディト役のアンドレア・メラース。
お二人はこの曲を完璧に手の内に入れておられます。

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(C)飯島隆

「ほかの鍵も私にちょうだいい!」
途中まではユーディトのペースで進んでいきます。

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(C)飯島隆

最後に自信満々に第7の扉を開けると、中から生きた3人の過去の女性たちが出てきました。
そこでユーディトと青ひげ公の立場が逆転します。

「なんて美しい、なんて立派な人たち。私はこんなにみすぼらしいわ」

「第1の女は夜明けに見つけ、第2の女は真昼に見つけ、第3の女は夕暮れに見つけた。そして、第4の女(ユーディトのこと)を見つけたのは真夜中だった。」

「青ひげよ、もうやめて!もうやめて!」

「お前は美しい、類なく美しい。お前は一番美しい女なのだ。」

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(C)飯島隆

ユーディトは黙って第7の扉の中に入っていきました。

青ひげ公は「いつまでも永遠の夜よ・・・ 夜よ・・・ 暗い夜・・・ 」とつぶやき、

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(C)飯島隆

椅子に座り込んだところで幕となります。

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(C)飯島隆

コンサートオペラ形式でお届けした「青ひげ公の城」、井上道義マエストロが指揮だけでなく、すべての演出をされました。
照明プランも、字幕も、吟遊詩人の前説も・・・すべて。
最高の笑顔でお客さまの拍手に応えられます。

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(C)飯島隆

マエストロは、青ひげ公役のコヴァーチ・イシュトヴァーンとユーディト役のアンドレア・メラースと手を取り合ってお客さまの歓声にこの笑顔です。

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(C)飯島隆

下手より照明家の足立恒さん、吟遊詩人役・晴雅彦さん、ユーディト役アンドレア・メラース、青ひげ公役コヴァーチ・イシュトヴァーン、そして井上マエストロ。

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(C)飯島隆

ほぼ4管16型の大編成オーケストラのサウンドはいかがだったでしょうか。

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(C)飯島隆

カーテンコールは何度繰り返されたでしょうか。
温かい拍手を本当にありがとうございました。

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打楽器奏者の後ろから見たフェスティバルホールの客席。
満員の客席はこのスケールです。

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終演後、ステージの袖で写真撮影をしました。
皆さんやり切った達成感に溢れ、素敵な表情です。


正直、コンサートオペラ形式で行う歌劇「青ひげ公の城」のイメージが、上手くお客さまに伝わらなかったと思います。
途中まで集客に苦戦しておりましたが、ラスト1ヶ月を切ってからお客さまの反応が盛り上がってきたように感じました。

そして25日に井上道義マエストロの来年度首席指揮者の発表!
そして、定期の会場はフェスティバルホールに戻すことも合わせて発表!

実質、お披露目公演第一弾のようになってしまいましたので、最後は随分とお問合せも頂きました。

ご来場頂きました皆さま、どうもありがとうございました。
また、行けなかったけど声援を送っていたよ!と言ってくださる皆さま、感謝申し上げます。

「青ひげ公の城」は終わりましたが、井上マエストロとフェスティバルホールで行う公演は既に決まっております。
と言うより、チケット絶賛発売中でございます。

それは何かと言うと・・・

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年末恒例「第9シンフォニーの夕べ」です。

井上マエストロの指揮の下、豪華ソリストの皆さまに囲まれて、大阪フィルの定番コンサートでございます。
今年は朝比奈隆・創立名誉指揮者の命日である12月29日だけではなく、翌30日にも開催いたします。

「第九」シーズンの真打ちとも言える「第9シンフォニーの夕べ」、良い席はお早めにお買い求め下さい。

これからも大阪フィルをよろしくお願い申し上げます。

(広報:H.I)

「第9シンフォニーの夕べ」

日 時:12月29日(日)、30日(月)19:00開演 
会 場:フェスティバルホール
指 揮:井上道義
独 唱:小林沙羅(ソプラノ)
    小川明子(アルト)
    福井 敬(テノール)
    青山 貴(バリトン)
合 唱:大阪フィルハーモニー合唱団
曲 目:ベートーヴェン/交響曲 第9番 ニ短調「合唱付」 作品125
料 金:A席:6000円、B席:4500円、C席:3000円、D席:1500円、Box席:7000円
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
<ご予約・お問い合わせ>
大阪フィル・チケットセンター:06-6656-4890
<その他チケット販売場所>
フェスティバルホールチケットセンター:06-6231-2221
チケットぴあ:0570-02-9999【Pコード:209-811】
ローソンチケット:0570-000-407【Lコード:55607】


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