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エリシュカさんと奏でるドヴォルザークの音楽。リハーサル初日!

待ちに待ったラドミル・エリシュカさんが、大フィル会館にやってきました。
「第472回定期演奏会」のリハーサルが、本日よりスタートです!

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にこやかな表情で練習場にやって来たマエストロ。
コンサートマスターと握手です。

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10月定期のコンマスは、特別コンサートマスターの田野倉雅秋が務めます。

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マエストロがメンバーに向けて語り始めました。

「再び、皆さまと一緒に演奏する事が出来て幸せです。 前回の“我が祖国”では、私の思い通りの音楽を演奏して頂きとても光栄でした。 「我が祖国」の記録録音を国に帰り仲の良い人たちに聴かせると、皆一様に驚いていました。 日本の大阪にこれほど素晴らしい演奏をするオーケストラが有るのかと。 大阪フィルはチェコの音楽関係者の一部の間ではとても有名な存在です。」

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マエストロの言葉は通訳のプロハースカさんを介して正確な日本語で語られます。

それにしてもマエストロにそこまで言って頂いて、こちらこそ光栄です。
前回の“我が祖国”も最初の“グラゴール・ミサ”も、お聴きになったお客さまから
「大フィルのサウンドが変わった!」
との評価を頂きました。
その事は、演奏しているメンバーがいちばん判っています。
なので、本当にマエストロとの再会が待ち遠しかったのです。

「リハーサルはおしゃべりの場ではありません。 さあ音楽を始めましょう!」

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マエストロの指揮棒が動き、演奏が始まりました。

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リハーサル1日目、まずは2曲目に演奏するドボルザークの交響詩「野ばと」からです。
そう言えばまだ今回のプログラムを紹介していませんでしたね。
今回はオール・ドボルザーク・プログラムです。

マエストロと初めての共演が2008年9月、「第421回定期」で、
ドヴォルザーク/序曲「自然の王国で」、モーツァルト/交響曲第38番「プラハ」、ヤナーチェク/「グラゴール・ミサ」。
2度目の共演が2011年10月、「第452回定期」で、
スメタナ/「我が祖国」全曲というプログラムでした。

そして、今回何を指揮してもらうか?というハナシになった時に、NHK交響楽団や札幌交響楽団などで話題になったドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」をぜひ!ということでハナシがまとまり、そこからプログラムを組み立てていった結果、オール・ドヴォルザーク・プログラムになりました。

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チェコの巨匠にしてドヴォルザーク協会の会長を今年6月まで続けて来られた、ホンモノのドヴォルザークを皆さまにお届けいたしましょう!

ハナシは戻って、リハーサル最初の曲、交響詩「野ばと」です。

マエストロが指揮する前に通訳の方が「野ばとのストーリーを先に皆さまにお話しておくようにマエストロから言われていますのお聞きください。」と話されました。

野ばとは民謡詩人カレル・ヤロミール・エルベンの作品「詩の花束」に収録されている同名の詩に基づいて作曲されたものです。
この作品から4曲の交響詩が誕生しています。

「物語はお葬式の場面から始まります。夫を亡くし、嘆く妻。しかしその涙は偽りの涙です。彼女が夫を毒殺したのです。やがて若く美しい男と彼女は結婚します。一方、亡くなった前の夫の墓の上に一本の樫の木があり、その木に野鳩が巣を作って悲しげに鳴くのです。毎日それを聞いていた妻はやがて発狂し、自殺します。最後はその死によって心の安らぎがもたらされます。」

曲は静かな葬送行進曲から始まります。

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そして、トランペットのメロディーに乗って若い恋人の出現。
音楽は明るくなって行き、華やかな結婚式の音楽。
しかしいつまでも楽しい時間は続きません。

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野ばとの声が聞こえ、恐怖のあまり妻は狂い、激しい川の流れへと身を投じます。
しかし最後は静かな調和の中で音楽は終わります。
亡き夫は、神様は、妻を許したという事でしょうか。

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管楽器のソロなど、聴かせどころ満載の「野ばと」ですが、トランペット秋月孝之の奏でるソロや、

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コンマス田野倉雅秋のヴァイオリンの音色にご注目を!

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演奏機会の少ない交響詩「野ばと」です。
マエストロは少しづつ演奏を止めて、細かく指示を出していきます。

「ここはすべての音符を同じ音量で演奏して下さい」
「ドヴォルザークは一気に作曲するタイプです。なので、強弱記号は少ない種類で書かれている事が多いのです。ここはメゾピアノでお願いします」

そして上手くいくと「ブラヴォー!」、「ブラヴィッシモ!」と褒めてくださいます。

この言葉がマエストロの口から出ると、「よっしゃ!」って感じになります。

交響詩「野ばと」、初めて聴かれる方も多いかもしれませんがとても素敵な曲です。
今、どのシーンを演奏しているのか考えながらお聴きください。
とてもリアルに出来ていて面白いですよ。

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オープニングで演奏する序曲「謝肉祭」がこの日のリハーサル、2曲目でした。
この曲は演奏する機会の多い曲なので、皆さまよくご存知でしょう。
とても元気になれる曲、この曲が決まれば掴みはOKですね。

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ゆったりとしたテンポでメリハリ良くしっかり聴かせる「謝肉祭」。
エンディングに向けての盛り上げ方は凄く、思わず「ブラヴォー!」(笑)。

「謝肉祭」、「野ばと」の木管楽器の1番奏者はこの4人です。
木管楽器も聴かせどころ満載の前半のプログラム。
どうぞお楽しみになさってください。

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前半のプログラムに練習の比重が高かったリハーサル初日。
メインの交響曲第9番「新世界より」は2日目以降に集中的に行われるようです。
この日は第2楽章、第3楽章のリハーサルを行いました。

第2楽章冒頭のコラール。
管楽器の吹く音符の長さと、休符の長さがピタッと揃う事でとても締まった音楽に変わります。
こういった細部にマエストロの音楽作りのこだわりが見えます。

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第2楽章と言えば、コラールに続くイングリッシュ・ホルンの奏でるメロディです。
「家路」で有名なメロディ、オーボエのトップ奏者・浅川和宏が奏でます。
もちろんマエストロから「ブラヴォー!」を頂きました。
皆さま、どうぞお楽しみにななさってくださいませ。

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そんなこんなで、リハーサル1日目は終了しました。
リハーサル2日目は、「新世界より」を中心に、マエストロの音楽作りに迫って見たいと思います。

土曜、日曜とリハーサルを続け、本番は来週月曜と火曜です!
木曜、金曜ではございません。
どうぞお間違えの無いようになさってくださいませ。

皆様のお越しをザ・シンフォニーホールでお待ちしております。

(広報:H.I)

10月定期

「第472回定期演奏会」

日 時:10月21日(月)、22日(火)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:ラドミル・エリシュカ
曲 目:ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」作品92
    ドヴォルザーク/交響詩「野ばと」作品110
    ドヴォルザーク/交響曲 第9番 ホ短調「新世界より」作品95
料 金:A席:6000円 B席:5000円 C席:4000円 D席、S席は完売

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
※プレトーク・サロンを18時半より2階ホワイエで行います。お立ち寄りください。
※学生・シニア当日券を1000円で販売致します。 25歳以下の学生と、60歳以上のお客様は開演30分前の時点で当日券がある場合、お1人様1000円で入場頂けます。 ご入場の際、学生の方は学生証を、60歳以上の方は年齢を証明出来るものをご提示いただきます。 なお、座席はお選び頂けませんのであらかじめご了承願います。

お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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