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エリシュカのドヴォルザーク、楽しんで頂けましたでしょうか!

「第472回定期演奏会」は大盛況のうちに終了致しました。

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両日ともにたくさんのお客さまにご来場いただき、温かい拍手と熱い声援を頂きました。
この場を借りてご来場頂きました皆さまに御礼申し上げます。

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(C)飯島隆

今回の定期演奏会、コンサートマスターは特別客演コンマスの田野倉雅秋が務めました。
メインの新世界交響曲ではソロだけでなく、弦楽三重奏の演奏もあり大忙しだった事でしょう。
チューニングが整って、さあスタートです。

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(C)飯島隆

プログラムは、全曲ドボルザークの音楽で構成されています。
お馴染みの序曲「謝肉祭」からスタートです!

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(C)飯島隆

早くなり過ぎず、じっくり聴かせるマエストロ・エリシュカの音楽。
82歳のマエストロがシャープなタクトさばきでキビキビとした演奏を聴かせます。

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(C)飯島隆

指揮棒を持たずに曲を作り上げて行く場面も見られました。
左手を右から左にサッと動かすだけで音の表情が変わります。

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(C)飯島隆

序曲「謝肉祭」、交響詩「野ばと」と続いて演奏。
前半で客席はかなり熱を帯びています。
大阪フィルから本物のチェコの音楽を引き出すマエストロのマジックを目の前で確認して、お客さまは驚きながらも感動されている様子。
新世界交響曲は、更なる名演の予感が。

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(C)飯島隆

前半の演奏で既に温まっていたホール。
交響曲第9番「新世界より」は大方の予想の、まだその上を行く素晴らしい演奏になったと思います。

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(C)飯島隆

ドヴォルザークがナショナル音楽院の教授として渡米したのは1892年、彼が51歳の時でした。
当時のアメリカは、コロンブスにより新大陸発見されてから400年。独立から100年余り。
ドヴォルザークはアメリカの音楽に少なからず影響を受け、遠く離れた故郷・ボヘミアへ思いを馳せ、この新世界交響曲を作曲したそうです。

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(C)飯島隆

そんなドヴォルザークの音楽を語らせてマエストロの右に出る者はありません。
2001年から今年の6月まで、チェコのドヴォルザーク協会の会長を務められていたことでも判ります。
ドヴォルザークの音楽を、日本の大阪のオーケストラから引き出すマエストロ。
オーケストラの奏者は凄まじい集中力でマエストロに応えていきます。

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(C)飯島隆

第2楽章、イングリッシュホルンの郷愁を湛えたメロディがホールに響き渡りました。

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(C)飯島隆

今月定期のプログラムの「大フィルの間」で取り上げたメンバーも頑張っていました。
「新世界」でクラリネットの2番を吹いていた船隈慶と・・・

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(C)飯島隆

ホルンの2番を吹いていた蒲生絢子です。
二人の奏でるサウンドもしっかりホールに鳴り響いていました。

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(C)飯島隆

蒸気機関車や蒸気船が好きだったドヴォルザーク、そんな効果音が新世界交響曲には多く見受けられます。
第4楽章の冒頭とエンディングもそうですね。
全曲中で唯一1回だけ鳴らされるシンバルの響きも、私には港を離れていく銅鑼の響きのように聞こえました。

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(C)飯島隆

各楽章の主題がメドレーのように流れ、色々な思い出を走馬灯のように思い出し、やがて最後に蒸気機関車は走り去ってしまいます。
この曲に限らず、「野ばと」のグロテスクなシーンも含めて、色んな光景が目に浮かぶマエストロの音楽。

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(C)飯島隆

最後の音が鳴り止むと同時に起こったブラヴォー、拍手の嵐。

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(C)飯島隆

マエストロが正面を向かれた瞬間、拍手は一段と大きく鳴り響きました。

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(C)飯島隆

コンサートマスター田野倉雅秋と握手を交わし、

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(C)飯島隆

お客さまにオーケストラのメンバーの頑張りを称えられるマエストロ。

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(C)飯島隆

そして、やはり真っ先に指名して立たせたのは、イングリッシュホルンの浅川和宏です。
お客さまからも温かな拍手を頂きました。

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(C)飯島隆

マエストロは、第2楽章で弦楽三重奏を奏でたメンバーや、金管や木管楽器のメンバーと並んで、リハーサル中もマエストロの信頼の厚かったコンマス田野倉雅秋も立たせて、お客さまに向けて称えられました。

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(C)飯島隆

鳴り止まぬ拍手。
マエストロをお客さまは何度も呼び戻します。
もちろんメンバーも拍手や楽器を鳴らすことで、マエストロに感謝と敬意を示していました。
最後はコンマス田野倉が合図を送り、お客さまに一礼をして終了となりました。

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ご機嫌のマエストロ、そしてメンバーを代表してコンマスの二人で写真を撮りました。
滅多にそんなことを言わない二人が、それぞれにマエストロとの2ショットを希望しました。
それほどマエストロとの音楽作りが有意義で楽しかったのでしょうね。

オーケストラにとっても、事務局にとってかけがえのないマエストロとの出会い。
それは、お客さまにとってもそうだったに違い有りません。

「マエストロ、必ずもう一度大阪フィルを指揮してください!」

しっかりそのことをマエストロにお伝えして、今回の定期演奏会が終了致しました。

ご来場頂きました皆さまはもちろん、ご声援頂きました皆さまに感謝申し上げます。


来月の定期演奏会は、いよいよ今年のハイライトの一つ、生誕100年のアニバーサリーを迎えるベンジャミン・ブリテンの大曲、「戦争レクイエム」です。

11月定期

ご存知、下野竜也さんの指揮、ソリストには日本を代表する、ソプラノ木下美穂子さん、テノール小原啓楼さん、バリトン久保和範さんを迎えお贈りいたします。
そして、合唱は大阪フィルハーモニー合唱団と、児童合唱で大阪すみよし少年少女合唱団が出演致します。

大曲ゆえにあまり演奏される機会の少ない曲です。
ぜひライブでお聴きくださいませ。

(広報:H.I)

「第473回定期演奏会」

日 時:11月15日(金)19:00開演
       16日(土)15:00開演 
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:下野竜也
独 唱:木下美穂子(ソプラノ)
    小原啓楼(テノール)
    久保和範(バリトン)
合 唱:大阪フィルハーモニー合唱団
児童合唱:大阪すみよし少年少女合唱団

曲 目:ブリテン/戦争レクイエム 作品66 〈ブリテン生誕100年記念〉

料 金:A席:6000円、B席:5000円、C席:4000円、D席S席は完売

※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。

チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
ABCチケットセンター(ザ・シンフォニーホール内) 06-6453-6000
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード193-371)

お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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