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八尾プリズムホールに鳴り響いたチャイコフスキーの音楽!

大阪フィル伝統の「八尾演奏会」は大盛況のうちに終了しました。
会場の八尾プリズムホールには、八尾市の市章と、大阪フィル「八尾演奏会」のフラッグがたなびいていました。

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八尾市の市章は「YAO」のYとOで構成されています。
円は円満な市政の遂行を、円から少し突出させたYは市の将来の発展を表現。
Yによる円の三等分は、平和・自由・平等を意味しているそうです。

大阪フィル「八尾演奏会」のフラッグには、以下のような文字が記されています。

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大阪フィル地域拠点契約事業。
「大阪フィルとプリズムホールは、八尾市民にトップクラスの舞台芸術を身近に親しんでいただくため、連携して音楽に関する様々な事業を年間を通して継続的に実施しています。」

「大阪フィル地域拠点契約事業」に関してはコチラのブログをご覧ください


「八尾演奏会」はその事業の一環となる演奏会です。

ゲネプロから本番、その後の芸術文化サロンに続く長く熱い1日をリポートしました。

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浴びるほど、チャイコフスキー!とチラシに書かれているとおり、
この日の演奏会は本編からアンコールに至るまで、オール・チャイコフスキー!
ピアノ協奏曲第1番のゲネラルプローベの様子から見て頂きましょう。

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ピアノ独奏は菊池洋子さん。
八尾プリズムホールには、08年の八尾シティコンサートでステージに立たれています。

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大阪フィルとはこれまでにモーツァルトピアのピアノ協奏曲第20番、ラヴェルの左手のための協奏曲を2回、ショパンのピアノ協奏曲第2番、ラフマニノフピアノ協奏曲第2番、などでご一緒しています。
チャイコフスキーの協奏曲を一緒に演奏するのはこれが初めてです。

確かな技術と美しい音色。
菊池洋子さんは人気と実力を併せ持つ現在もっとも勢いのあるピアニストです。

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コンチェルトの合わせ終了後、指揮の現田茂夫さんと打ち合わせをする菊池洋子さん。
本番の演奏が楽しみです。

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現田茂夫さんさんは「八尾演奏会」にはこれが3度目の出演。
八尾のお客様にはすっかりおなじみの指揮者です。

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曲の雰囲気に応じて指揮棒を持つ位置変えて指揮する現田マエストロ。
「くるみ割り人形」では指揮棒をコルクの所ではなく棒の部分を短く持ち、とても柔らかな指揮が印象的でした。
そして、この表情。
オーケストラのメンバーと信頼関係が出来ているからですね。

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序曲「1812年」の大砲のシーンは、本物の?大砲が登場。
白い煙をあげてホールに鳴り響く「ドーン!」という音は、大迫力です。
そしてステージ上ではかなりの地響きが起きていました。

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「ちょっとやり過ぎじゃない? 大丈夫?」
という事で、客席で聴いているスタッフに意見を求めるマエストロ。
実はマエストロも本物の‘大砲’を使って「1812年」を演奏したことはないそうです。
この‘大砲’、本番ではお客さまの度肝を抜いた事と思います(笑)。
後ほど出てくる本番写真でご確認ください。

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ゲネプロはすべて終了しました。
コチラが開場前の誰もいない八尾プリズムホール客席。
ここが1時間後にはお客さまでいっぱいになります。
開場前のホールの凛とした雰囲気は、いつも特別な気持ちになります。

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開場前から八尾プリズムホールにはたくさんのお客様が並ばれていました。
そして時間は14時半。 お待たせいたしました、開場です。

その頃、バックステージでも緊張感が高まって来ました。
奏者は思い思いの方法で出番までの時間を過ごします。

15時になりました。
大阪フィル「八尾演奏会」の開演です!

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コンサートマスター崔文洙のチューニングが終わり、現田マエストロが入場しました。

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歌劇「エフゲニー・オネーギン」より“ポロネーズ”が颯爽と始まりました。

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そして、皆さまお待ちかねのピアノ協奏曲第1番です。

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真っ赤なドレスで登場の菊池洋子さん。
とてもスケールの大きな菊池洋子さんのチャイコフスキーがホールに鳴り響きました。

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協奏曲の最後の音が鳴り終わった瞬間です。
コンマス崔文洙や2ndヴァイオリン宮田英恵の弓が上がっていますね。
現田マエストロは菊池さんに微笑みかけておられます。

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演奏終了と同時に起こったお客さまの拍手喝采、ブラヴォーの嵐の中、
菊池洋子さんはまず現田マエストロと握手を交わし、

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コンサートマスター崔文洙とも握手を交わしました。

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現田マエストロと菊池洋子さんが手を取り合ってのカーテンコール。
美男・美女のカーテンコール、絵になりますね。

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そして、カーテンコールは菊池洋子さん単独の登場へと変わり、
アンコールへと続いて行きます。

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アンコールはチャイコフスキー/バレエ音楽「白鳥の湖」“情景”より。
この曲、有名な“情景”の音楽をバレエ好きの菊池さんご自身が編曲されました。
菊池さんが前日に語られていました。
「たくさん拍手を頂いたら、アンコールには「白鳥の湖」から“情景”を演奏しようと思っています。 オール・チャイコフスキー・プログラムなので、この曲が良いかなと思い。 チャイコフスキーは意外とアンコールピースが少ないのです。 この曲だと後半の「くるみ割り人形」へと綺麗に繋がりますよね。」

この曲、菊池さんのいちばん新しいアルバム「ロマンティック・アンコール」に収録されています。
機会が有ればぜひお聴きくださいませ。とても素敵な編曲ですよ。

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そして、戻って来られた菊池洋子さんを呼び止め、
楽屋の前でコンサートマスター崔文洙、渡辺美穂ではさんで写真撮影しました。

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そして、こちらの写真は、左から八尾プリズムホールの公演担当の田口正夫さんと大久保充代館長もご一緒に撮影したものです。
お二方をはじめとするプリズムホールのスタッフの皆さまには、本当にお世話になりました。
どうも有り難うございました。

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菊池洋子さんのアンコールで綺麗に繋がった後半のプログラムは、
バレエ組曲「くるみ割り人形」と序曲「1812年」。
お客さまも良くご存知の「くるみ割り人形」が始まりました。

現田マエストロの本番衣装は、やはりこのグレーの燕尾服ですよね。

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どんな曲でもサッと合わせてしまうマエストロ。
オペラを得意とされているマエストロにとって、「くるみ割り人形」のような華やかで煌びやかな曲はピッタリ。

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とても不思議な響きのするチェレスタ。
発明されたばかりのこの楽器を最初に使ったのがチャイコフスキーで、この「くるみ割り人形」の“金平糖の踊り”だったという話は有名です。
仲香織さんの弾くチェレスタはお客さんにどのように聴こえたのでしょうか?

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「くるみ割り人形」“あし笛の踊り”のフルート三重奏も魅力的な曲ですね。
子ども向けコンサートでは、フルートの楽器紹介で演奏する機会もよくあります。

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そして、やはり外せないのが今尾淑代の奏でる“花のワルツ”のハープソロ。
カーテンコールでは人一倍大きな拍手が起こっていました。

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その頃、ステージの袖で出番を待っているものがありました。
序曲「1812年」で使用する‘大砲’と、それを演奏(操縦)する中山直音さんです。
‘大砲’は「くるみ割り人形」が終了すると、ステージマネージャー清水直行たちの手でステージ下手に運ばれました。

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そして、本番の舞台で見事な白煙を上げ、地響きを伴って「ドーン!」と鳴る‘大砲’。
迫力満点、演奏効果十分です!

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タイミングを合わせて見事に‘大砲’をぶっ放した中山直音さんにも、カーテンコールではお客さまより大きな拍手が贈られました。

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これぞオーケストラサウンド!
オーケストラの魅力満載の序曲「1812年」。

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弦楽器も管楽器も打楽器も聴かせどころがいっぱい詰まった名曲です。
お客さまからは拍手喝采、ブラヴォーをたくさん頂きました。

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現田マエストロはコンサートマスター崔文洙と握手を交わし、

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お客さまの大歓声に応えられていました。

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盛大な拍手に応えるかたちで行ったアンコール。

「本日はありがとうございました。 今日はすべてチャイコフスキーです。アンコールは“アンダンテ・カンタービレ”をお聴き下さい!」と話をされたマエストロ。

弦楽合奏の“アンダンテ・カンタービレ”の響きが、心に染み入りました。

浴びるほど、チャイコフスキー!のキャッチコピーのように、
お客さまにはチャイコフスキーの音楽で音浴していただきました。

ほんの束の間ですが、良い音楽に包まれた至極の時間。
皆さまにはご満足いただけましたでしょうか。
また感想などお聞かせ下さい。

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終演後、「吹奏楽クリニック」や「芸術文化の課外授業」で大阪フィルのメンバーが講師として教えた八尾市内の中学生の皆さんと再会です。
皆さん、本番を聴きに来てくださいました。
ここで、中学生の皆さんとお会いするのをメンバーは楽しみにしています。

クラリネットの金井信之と中学生の皆さまです。

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フルート井上登紀も再会を楽しみにしていました。

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もちろん、フルートの野津臣貴博もヴァイオリン石塚海斗も、

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チューバの川浪浩一も、皆さまとの再会を楽しみにしていました。

「皆さま、これからも頑張ってください。またお会いしましょう!」

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本番の演奏が終わっても、「八尾演奏会」にはアフタートークがございます。
「芸術文化トークサロン」と銘打ったトークショーには、現田マエストロも菊池洋子さんも参加され、とても盛り上がりました。
司会は元大阪フィルチェリストの安藤信行さんが務められました。

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本番の演奏を終えたばかりのお二人は、疲れた様子も見せずにお客さまからの質問に答えられていました。

以上が大阪フィル「八尾演奏会」の模様でした。

八尾プリズムホールの関係者の皆さまにはお世話になりました。
そして、八尾プリズムホールにお越し頂きましたお客さまには、この場を借りて御礼申し上げます。


大阪フィルのこの後の予定は、7日に開催する「マチネ・シンフォニー」に向けてのリハーサルが始まります。
平日昼間の演奏会ですが、こちらもオーケストラサウンドの魅力がいっぱいのプログラム構成となっています。
どうぞお時間のある皆さま、お越しくださいませ。

よろしくお願い申し上げます。

(広報:H.I)

マチネ10

平日午後の名曲セレクション
「マチネ・シンフォニー Vol.10」
日 時:11月7日(木)14:00開演(13:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:井上道義

プログラム:
ドビュッシー/管弦楽のための「映像」より“イベリア”
サティ/3つのジムノペディより 第1番・第3番
ラヴェル/スペイン狂詩曲
ラヴェル/ボレロ

料 金:A席4000円 B席3000円
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。

ご予約・お問い合わせ:
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890

チケット販売所
ローソンチケット 0570-000ー407(Lコード51498)
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード186-827)
ABCチケットセンター(ザ・シンフォニーホール内)06-6453-6000


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