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リハーサル2日目。‘トーン・クラスター’が鳴り響きました!

「第474回定期演奏会」リハーサル2日目をリポート致しましょう!

予定時間を目一杯使った、充実のリハーサル。

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凄い集中力で練習に臨んだメンバーもお疲れ様だったのですが、
マエストロ・ウルバンスキも大変だったと思います。

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しかし、疲れた様子を見せることなく指揮をするマエストロ。

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指揮は熱いですが、頭は常にクール。
音のバランスやフレージング、アーティキュレーションなどを粘り強く指示します。

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スコアを徹底的に読み解き、作曲家の意図することを形にしていきます。
確固たる自信の表れ。
マエストロに妥協はありません。
何度も繰り返し同じ箇所をやらせるマエストロ。
マエストロのこだわりが無くなって、さーっとリハーサルが終わるとしたら・・・。
怖いですね。 見放されるということですか。

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奏者から指揮台まで、実はとても近いのです。
「春の祭典」の5管16型の音圧をまともに浴びる事になる指揮者。
少し距離を置いたところでどう聴こえるか、
マエストロも時々指揮台を離れて指揮をされる姿が目立っていました。

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管楽器の楽器編成は昨日のブログで紹介しました。
フルートもクラリネットも5本づつ並びます。
トランペットは、上手寄りからピッコロトランペット1、トランペット4、バストランペット1が並んでいます。

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オーボエ、ファゴットも5本ずつ。
トロンボーンは3、チューバ2、そしてティンパニも2台。

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8本のホルンがベルアップで咆哮します!
見せ場の一つです。どうか見逃がすことのありませんように。

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打楽器は、大太鼓、トライアングル、タンブリン、タムタム、シンバル、ギロ、アンティークシンバルなどを4人で分担します。
ご覧の写真は、トライアングルとアンティークシンバルの共演ですね。

この曲、不協和音と複雑なリズムに支配されていますが、れっきとしたバレエ音楽です。
この曲でダンサーは踊るのです。

2部構成で、「大地礼賛」と「生贄の儀式」で出来ています。
今から100年前、パリのシャンゼリゼ劇場での初演は、けが人も出るほどの大騒ぎになったそうです。

確かに今聴いてもインパクトは強いですね。

ウルバンスキの「春の祭典」は、大音量で音の洪水を浴びるといった表現よりは、メリハリの効いたとってもシャープな音楽だと思います。
個人的にこの曲は好きで、結構聴きこんだつもりですが、
変拍子のオフサイドトラップにひっかかりそうになります。

この曲はやはりライブで聴きたい曲ですね。

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今回の定期で1曲目に演奏するのは、ペンデレツキ「広島の犠牲者に捧げる哀歌」。
3度目の共演となりますが、過去の演奏会でも母国ポーランドの作曲家の曲を取り上げてきたマエストロ。
これまでに、キラル、ショパン、ルトスワフスキ、シマノフスキの曲を演奏してきました。
そして今回演奏するのがペンデレツキ。
母国愛の強いマエストロ、素敵ですね。

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昨日に続いてリハーサル後半は、「広島の犠牲への哀歌」。
この曲は作曲当初「8分37秒」という演奏時間が、タイトル代わりでした。
演奏時間が最初から決められているって、ジルベスターコンサートのカウントダウンみたいですね(笑)。
この曲52人の弦楽器奏者で演奏されます。
指揮者は時計を見ながらきっかけを送ったりしなければいけません。
譜面台には、スコアと一緒に、大量の付箋が貼ってあります。
マエストロは気になる箇所に付箋を貼ったり、貼っていた課題が済めば外したり・・・。
一体どんなスコアなんだろって気になりませんか?

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少しだけお目にかけましょう。
デザイン帳ではありません。オーケストラスコアです。
52人の弦楽器奏者すべての動きがここにしるされているはずなのですが・・・
ワカリマセン。

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ヴァイオリン奏者が24人。
コンサートマスター崔文洙、渡辺美穂、2ndヴァイオリン宮田華恵、田中美奈を含め総勢24人。

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ヴィオラは今年10月にトップ奏者として入団した竹内晴夫と小野眞優美が1プルトに並び、他の8名の奏者を従えています。
トップの二人が並ぶこの光景、定期演奏会では初めての事です。
今月の定期プログラム、「大フィルの間」で竹内晴夫を取り上げています。
行きがかり上、敬称を略して呼んでいますが、この世界では大師匠クラスの方。
これまでの音楽経歴など興味深い内容です。
ぜひお読み下さい。 すみません、ハナシが逸れました。

チェロはトップ奏者近藤浩志と田中賢治が1プルトで演奏。
チェロも10名で構成されています。

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そしてトップ奏者・新眞二が8名で構成されたコントラバスを牽引します。

実際の演奏では、1st、2nd関係なく、その都度グループ分けされた音符や音の帯を演奏します。
そこで生まれる響きは、「トーン・クラスター」と呼ばれる音の塊のなります。

このトーン・クラスタがどんな響きになるのか。
おそらく皆さまの想像の上を行くほど、恐ろしい音がします。
この響きが、戦争の恐ろしさを表現しているのでしょうか。

本番ではこの曲の後に、モーツァルトをやって、そしてストラヴィンスキー。
現代、古典、近代・・・、実にヴァラエティに富んだプログラムですね。

   12月定期

本日よりいよいよフセイン・セルメットさんもリハーサルに合流。
モーツァルトのピアノ協奏曲第18番、楽しみです。

どうぞザ・シンフォニーホールでお聴き下さい。

またリポート致します。

(広報:H.I)

「第474回定期演奏会」

日 時:12月5日(木)、6日(金)19:00開演(18:00開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
独 奏:フセイン・セルメット(ピアノ)
曲 目:
ペンデレツキ/広島の犠牲への哀歌
モーツァルト/ピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」

料 金A席:6000円、B席:5000円、C席:4000円、D席、S席は完売
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。

チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
ABCチケットセンター(ザ・シンフォニーホール内) 06-6453-6000
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード193-373)

お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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