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ウルバンスキと過ごした3度目の定期。 楽しかったです!

才気溢れるクシシュトフ・ウルバンスキの指揮する定期演奏会は終了しました。

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(C)飯島隆

「第474回定期」にお越しになられた方は、ウルバンスキの凄さを実感されたことと思います。
間違いなく一つの時代を作っていくワールドクラスの指揮者だと確信しました。
そんな彼と一緒に音楽作りが出来たことに感謝したいと思います。

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(C)飯島隆

そして、作り上げた音楽を聴いていただく皆さんがおられることにも、感謝申し上げたい気持ちでいっぱいです。
飯島隆さんの本番写真をご覧いただきながら、定期の様子をご覧いただきましょう。

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(C)飯島隆

掌のマジック、そんな感じでペンデレツキ「広島の犠牲への哀歌」を指揮するマエストロ。
マエストロの合図で、弦楽器それぞれがアクションを起こします。
その都度グループを形成して演奏したり、全員が違う動きをしたり。
キャンパスを黒で塗りつぶしたかのようなトーン・クラスターの手法で書かれたデタラメのような音の帯が、戦争の残酷さ悲惨さを訴えているように聞こえました。

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(C)飯島隆

ウルバンスキの母国、ポーランドの現代作曲家ペンデレツキの曲に続いては、
古典に時代が遡って、神童28歳の作品をお聴き頂きました。
モーツアルト/ピアノ協奏曲第18番。
ピアノ独奏は・・・

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(C)飯島隆

トルコ出身のピアニスト、フセイン・セルメット。
大阪フィルとは2度目の共演です。
日本ではNHKテレビの「スーパーピアノレッスン」の熱血指導が有名ですが、
来日回数も多く、N響、東響など数多くのオーケストラとも共演してます。

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(C)飯島隆

教育者のような落ち着いた雰囲気のセルメットが奏でるモーツァルトは、
抑制の聴いたとても品格のあるもの。

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(C)飯島隆

ペンデレツキの後に聴くモーツァルトのピアノ協奏曲。
美しいメロディとハーモニーが心に沁みます。
モーツァルト自身が演奏した初演の席で、聴いていた皇帝が叫んだように、
ブラヴォー、モーツァルト!と声を上げたくなりました。

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(C)飯島隆

温かい拍手に応えるフセイン・セルメット。
カーテンコールに応える姿も、紳士的でした。

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この日、コンマス崔 文洙の隣でヴァイオリンを弾く渡辺美穂が、フセイン・セルメットさんと一緒に楽屋に戻って来ました。
写真をお願いすると、「アローン? ノー! トゥゲザー!」ということで、
2ショットが実現しました。

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(C)飯島隆

今回のプログラム「大フィルの間」で紹介した、ヴィオラ・トップ奏者の竹内晴夫。
彼が今年の10月より特別契約で加入した事で、ヴィオラのトップ奏者二人体制が出来ました。
小野眞優美がインで弾くのも珍しいですが、
この並びで弾く定期演奏会は今回が初めてでした。

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(C)飯島隆

「大フィルの間」で紹介しているもう一人の奏者は、
先ほどの2ショット写真の渡辺美穂です。
昨年9月入団の彼女の魅力は、小さな身体を思いっきり使ったダイナミックな奏法。
彼女のヴァイオリンを始めるきっかけなども紹介しています。
また機会があればお読みください。

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(C)飯島隆

そして、コンサートマスターの崔 文洙。
すべての曲は彼のチューニングで始まります。
いよいよ本日のメイン「春の祭典」。
チューニングは終了しました。

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(C)飯島隆

若きマエストロは颯爽と登場し、指揮棒を動かしました。

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(C)飯島隆

ファゴットが奏でる高音のメロディー。

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(C)飯島隆

暫くすると音楽は一転、ザッザッザッという弦楽器の刻みが特徴的な「春の兆しと乙女たちの踊り」が始まります。

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(C)飯島隆

この日のマエストロは、ペンデレツキとストラヴィンスキーは暗譜で、
モーツァルトはスコアを見て指揮をされました。

難しく複雑なイメージの「春の祭典」がすっきり、とても判りやすく鳴り響き、
あらためてマエストロの凄さを思い知らされました。

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(C)飯島隆

5管編成、弦楽器16型の大編成を要するオーケストラは圧巻です!

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(C)飯島隆

バレエ音楽「春の祭典」を、ダンスをするように軽やかなステップと
しなやかに身体全体を使って指揮するマエストロ。

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(C)飯島隆

マエストロの音楽を共に作っていこうと、凄まじいまでの集中力で指揮に反応するオーケストラ。
とても整然としたサウンドを大阪フィルから引き出してくださいました。

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(C)飯島隆

最後の音が鳴り終わった後も、マエストロが動くまで拍手やブラヴォーは起こらず、
とても心地良く、音楽の余韻に浸れました。
その後起こった拍手の渦、ブラヴォーの嵐。
マエストロはあくまでも奏者を立てられます。
「その拍手は、彼らに与えてあげてください!」と言わんばかりに。

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(C)飯島隆

拍手は鳴り止む気配がありません。
現代から始まり、古典、近代とさまざまな時代の曲を横断的に聴いて頂いた今回の定期演奏会。
バラエティに富んだプログラムで、お客さまには楽しんで頂けたのではなかったでしょうか。

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(C)飯島隆

来年5月にはベルリンフィルデビューが決まっているマエストロ。
これまでは2年ごとに大フィル定期に来て頂けましたが、さて、この先はどうなりますか。

「メチャ良かったわ。絶対また呼んでや!」
「春の祭典ってこんなに判りやすくエエ曲やったんやね。 」

ロビーでは多くの方から意見をいただきました。

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(C)飯島隆

ご自身のイメージする音楽を大阪フィルから引き出そうと、粘り強くリハーサルを続けられたマエストロ。
マエストロとはとても濃密な時間を過ごしました。
必ずや、もう一度ご一緒させて頂きたい。
心の底からそう思える、素敵なマエストロでした。

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(C)飯島隆

寒い中、定期演奏会にお越しいただき有難うございました。

次回の定期演奏会は、2月までお休みとなります。

その間には、2008年以来となるフェスティバルホールで行う「第9シンフォニーの夕べ」を、井上道義マエストロの指揮で開催いたします。

こちらはチケットが残り少なくなって来ました。
どうぞお急ぎください。

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年末でお忙しいとは思いますが、一緒に歓喜のひと時を過ごしましょう。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

(広報:H.I)

「第9シンフォニーの夕べ」

日 時:12月29日(日)、30日(月)19:00開演 
会 場:フェスティバルホール
指 揮:井上道義
独 唱:小林沙羅(ソプラノ)
    小川明子(アルト)
    福井 敬(テノール)
    青山 貴(バリトン)
合 唱:大阪フィルハーモニー合唱団
曲 目:ベートーヴェン/交響曲 第9番 ニ短調「合唱付」 作品125
料 金:A席:6000円、B席:4500円、C席:完売、D席:完売、Box席:完売
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
<ご予約・お問い合わせ>
大阪フィル・チケットセンター:06-6656-4890
<その他チケット販売場所>
フェスティバルホールチケットセンター:06-6231-2221
チケットぴあ:0570-02-9999【Pコード:209-811】
ローソンチケット:0570-000-407【Lコード:55607】


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