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4月定期、リハーサル2日目の様子をお知らせします!

「第477回定期演奏会」リハーサル2日目の模様をお届け致しましょう。

この日も終日、ショスタコーヴィチの交響曲第4番をかなり丁寧にやりました。

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ドカーン、ガシャーン、バチャーン!耳をつんざくパーカッション。
咆哮する管楽器、全速力で疾走する弦楽器。
完全にいっているように見える首席指揮者井上道義ですが、キチンと計算しています。

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「ショスタコーヴィチ4番が本当に好きなんです。どうせなら好きな曲で首席指揮者に就任したいでしょ。技術的にも難しい曲だけど、この曲は大阪フィルの良さが活かされる曲だと信じています。見事に遣りきったら、この曲は大切なレパートリーになり、ここ一番ではいつでも演奏出来る(笑)。大阪フィルはそんなオーケストラですよ。」

就任の曲が何故この曲なのかを問う記者の質問に、マエストロは答えられます。
もっとも、これは初日のリハーサル前にメンバーに向かって話された事と同じ。
熱く燃えながらも、頭の中はクールなマエストロにメンバーも凄まじい集中力で応えます。

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弦楽器18型の大編成オーケストラ。
初日は管楽器を見ていただいたので、今回は弦楽器の様子をどうぞ。
下手客席側に6プルト並び、折り返して3プルト有るのが判ります。

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常にオーケストラを牽引していくのは、首席客演コンマス崔文洙。
この日も安定感はピカイチ、いるだけでオーケストラが引き締まります。
トップサイドは皆さま良くご存知ですね、コンマスの渡辺美穂です。

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2ndヴァイオリンのトップ奏者は宮田英恵。
サイドにもう一人のトップ奏者、田中美奈がいるのですがマエストロの陰でごめんなさい。
その後ろに、左、右、そして後ろに左、右と、この写真で5プルトまで写っています。
そしていちばん上の写真で、8プルトまでお判り頂けますでしょうか。

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上手客席寄りにヴィオラが座っています。
トップは竹内晴夫で、そのサイドにはやはりトップサイドの小野眞優美が座り、
5プルト並んで、折り返して2プルト、計7プルト有るのが見えます。

その後ろにはコントラバスが上手最後方から、オーケストラを支えます。
前に2プルト、後ろに3プルト並んでいるのがお判り頂けますか。
コントラバスのトップ奏者は新眞二、そのサイドには三好哲郎。

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写真をアップにして、コントラバスの新眞二の後ろ、3プルトで演奏している二人が、
4月1日付けで入団した新人、山田俊介と秋田容子です。
両名とも頑張る!と申しておりますので、皆さまどうぞ御贔屓にしてくださいませ。

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チェロは指揮者の前、センターにスタンバイ。
1プルト、トップの位置に花崎薫が座り、その隣にこれまた皆さま良くご存知のもう一人のトップ奏者、近藤浩志が座ります。
そして後ろに、右、左そして後ろに右、左、そして右と、6プルト並びます。

弦楽器最大の見せ場にして聴かせどころは、何といっても第1楽章終盤のフーガでしょうか。
驚異的な早引きで1stヴァイオリンから順に反復されていきます。
これが後になるほどスピードが付いていき・・・遂には爆発します!

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大阪フィルでショスタコーヴィチの4番を演奏したのは、
2000年の7月、「第340回定期」で井上道義の指揮。
会場はもちろん旧フェスティバルホール。
約14年振りにフェスティバルホールで甦るショスタコ4番なのです。

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数奇な運命をたどっていったこの曲、作曲から初演まで25年を要しました。
しかも一度は演奏が決まりリハーサルまで決まり行われていたのに、突然の中止。
その背景には当時のソビエト連邦における社会情勢が影響しているといわれています。

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天才と言われてきたショスタコーヴィチが前作のバレエで、ソヴィエト共産党機関紙『プラウダ』から批判された(プラウダ批判)ことは、処刑の対象(粛清)になってもおかしくなかったと言われています。
空気を読んだショスタコーヴィチは、平易な曲想で万人受けする交響曲5番を書き、名誉回復をしたのは広く知られているところです。

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そこに、初日リハーサル冒頭の井上の言葉が続きます。

「もしも4番を作ったところで粛清されていたとしても、歴史に名を残しただろう。
この曲はそれほどの傑作! しかし上手くそれを乗り越えてくれた・・・」
マエストロ、ショスタコーヴィチが本当に好きなのですね。

マエストロの思いのいっぱい詰まったショスタコ4番、どうぞご期待下さい!

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協奏曲のソリスト級のソロが随所に飛び出すショスタコ4番、
3楽章のファゴット久住雅人のソロも聴かせどころ十分、チェックしてください。

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ダブルのティンパニが大音量でリズムを刻み、

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バスドラムやシンバルがここ一番を決め、

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シロフォンが小気味よくメロディを奏でます。
9人の打楽器奏者の動きを見ていても楽しめますよ。

井上マエストロが「ヘビメタシンフォニー」と呼ぶショスタコ4番は、
やわなロックンロールよりはるかにロックしています。
ロック好きの方なら、
最近話題の「タルカス」と比べても、別の意味でロックしているのがわかると思います。

PAなしの大音量でお届けする音の大洪水は、必ずや皆さまを魅了し、
クラシック音楽との運命的な出会いのきっかけになると確信しています。

万が一にも、この曲が苦手で私はちょっと・・・と言われる方でも、
前半の神尾真由子さんのヴァイオリンで奏でるチャイコフスキーの協奏曲は必ず感動します。

チケットがまだ少し残っているのは、
もう売り切れていると思われている方が多いからだと思うのです。

なので、先日こんな広告を打ちました。

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いよいよ本番は明日と明後日に迫りました。

4日分のチケット前売りは本日18時までです。
B席、C席をご購入いただけます!

また、学生券は既にネットで購入する事は出来ませんが、当日券としては販売致します。
25歳以下の学生の方なら3階の学生席へ1000円でお入りいただけます。
必ず学生証か、身分を証明出来る物をお持ちになって、フェスティバルホールにお集まりください。
当日17時半から販売致します。

本日のリハーサルでは神尾真由子さんも合流します。
そちらの様子も、ブログでお知らせします。
どうぞお楽しみになさってください。

(広報:H.I)

    【♯477】チラシ

井上道義 首席指揮者就任披露演奏会
「第477回定期演奏会」 
日 時:2014年4月4日(金)19:00開演・4月5日(土) 15:00開演
場 所:フェスティバルホール
指 揮:井上道義 
独 奏:神尾真由子(ヴァイオリン)
曲 目:チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 
    ショスタコーヴィチ/交響曲 第4番 ハ短調 作品43
料 金:B席5,000円 C席4,000円、学生席(3階席)1,000円 
     A席、BOX席は完売
※未就学のお子様のご入場はお断りさせていただきます。
※プレトーク・サロンを開演30分前より5階メインホワイエで行います。お立ち寄りください。

お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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