記念すべき「ソワレ・シンフォニー」VOL.1をリポート致しましょう!
大阪フィルとザ・シンフォニーホールの共催で誕生した新しいシリーズ「ソワレ・シンフォニーVOL.1」は、大盛況のうちに終了しました。
「本格的な作品を気軽に楽しんでもらいたい」というコンセプトのもと、忙しい毎日をお過ごしの皆さまにお贈りする新たなスタイルのコンサート、「ソワレ・シンフォニー」。
19時半に開演したコンサートは、お客さまにウェーバー「魔弾の射手」序曲とマーラー「巨人」をお届けし、20時45分に終演しました。

60分コンサートとのキャッチフレーズでお贈りする「ソワレ・シンフォニー」ですが、
プログラムのメインがマーラーの権威、高関健さんの指揮する交響曲第1番「巨人」。
コンサートは60分少しと短いですが、クラシック好きの方にも満足いただける重量級プログラムなのです。

ゲネプロもリハーサル同様、真剣モードがビンビン伝わる白熱したやり取りが行われました。

マーラー「巨人」と言えば、まずは1楽章のバンダトランペット。
遠くから聞こえるファンファーレの音がこの曲をより魅力的にしています。
左より篠﨑孝、秋月孝之、橋爪伴之が奏でるトランペットは、近くでは大きすぎるサウンド。
下手袖の外、エレベーターの前で演奏するのを、ステージマネージャ清水直行他が、扉の開閉で音を調整します。

4管16型のオーケストラがジャストサイズで乗るザ・シンフォニーホールのステージ。
対向配置に並ぶ弦楽器を、上手より1stヴァイオリンの方向、下手側を見た光景です。
1stヴァイオリンの横にチェロが並び、奥にコントラバスが配置されています。

こちらはその反対、下手バルコニーより上手に配置された2ndヴァイオリンを見た光景。
その横にはヴィオラが並んでいます。
床の色が、ここはザ・シンフォニーホールである事を教えてくれます。

木管と金管、打楽器の一部、ちょうどセンターあたりですが全員が楽器を吹いている画は壮観です。

そしてもっと壮観なのは、8本のホルンのベルアップ。
2楽章で頻繁に観られます。

3楽章冒頭の有名なコントラバスのメロディはソロではなくトゥッティで演奏。
マエストロは「新校訂版」を根拠に指揮をされているようです。

コンサートマスターは4月より首席コンマスに就任した田野倉雅秋。
今回が自主公演での首席コンマスお披露目コンサートとなります。
彼のチューニングでゲネプロはスタート。

(C)飯島隆
「ソワレ・シンフォニー」はコンサートの前にステージ上で指揮者のプレトークを実施。
高関マエストロの簡潔明瞭なお話、とても分かりやすかった思います。
色々なデータをしっかり取集して、披露されるあたり、リハーサルも同じですね。

(C)飯島隆
さあ、本番衣装に身を包み、颯爽とコンマス田野倉雅秋の登場です。
首席指揮者としてチューニングをします。
先ほどの写真とは雰囲気が違いますね。

(C)飯島隆
まず、ドラマチックなウェーバーの歌劇「魔弾の射手」序曲を聴いていただきました。

(C)飯島隆
そして迎えたメインのマーラー交響曲第1番「巨人」。
記念すべき「ソワレ・シンフォニー」1回目に取り上げたマーラーの大曲が、残響2秒のザ・シンフォニーホールに鳴り響きました。

(C)飯島隆
「コンサートの内容を簡単にするのではなく、訴える力の強い作品を短い時間で集中して聴いてもらう事は良いアイデアだと思う」
と、「ソワレ・シンフォニー」を評価して頂いた高関マエストロ。

(C)飯島隆
「作品の真意を聴いて頂けるように精魂込めて演奏致します!」
の言葉どおり、マエストロは渾身の指揮をし・・・

(C)飯島隆
オーケストラは凄まじい集中力でマエストロに応えました。

(C)飯島隆
圧巻は4楽章です。
圧倒的なサウンドもそうですが、視覚的にも盛り上がるような仕掛けがあるのです。
静寂を破るシンバルの一撃、ティンパニの乱打、そして激しくうねる弦楽器群に乗って、木管を中心とした管楽器群がエネルギッシュにテーマを奏でます。

(C)飯島隆
ドラマチックに始まった4楽章は、フィナーレで、勝利のコラールが強く奏でられます。
そこでは、ホルン奏者は立って演奏するようにスコアにも指示されていますが、今回の演奏っではトランペット5番奏者、トロンボーン4番奏者もこの位置で立って演奏しました。

(C)飯島隆
テンポが上がっていき、オーケストラが最後の音を奏でたと同時に起こった爆発的な拍手喝采。
マエストロはまずコンマス田野倉と握手を交わします。

(C)飯島隆
カーテンコールが始まりました。
マエストロが走者を順番に立たせて称えていきます。

(C)飯島隆
時刻はほぼ20時45分。
さすがにマーラー「巨人」です、60分という訳には行きませんでした。
しかしいつもより早い時間に、すべてのプログラムは終了。

記念撮影をしようと楽屋の前で待っていると、充実しきった表情の3名が戻って来ました。
「なーんだ、蝶ネクタイ外しちゃったよ」と高関マエストロ。
でも記念なので、「ハーイ、スマイルお願いします。」 カシャッ!
高関マエストロ、ありがとうございました。
おかげさまで「ソワレ・シンフォニー」、素晴らしいスタートが切れました。
この日の当日券、驚くほど多くの枚数を販売しました。
しかし、これは有る意味目論見どおりです。
このシリーズは、当日時間が出来たら駆け付ける!というサラリーマンの方を対象に30分開演を遅らせた訳なので、販売のピークは直前になるのではないか。
残念ながら記念すべき1回目は満員とは行きませんでしたが、このシリーズはやはりニーズが有りますね。
そうだとは思いますが・・・これでは心臓に悪いです。
せめて1週間くらい前にはご購入いただきたいと切にお願い申し上げます(笑)。
最後に、「ソワレ・シンフォニー」の初回にご来場頂きました皆さま、どうもありがとうございました。

「ソワレ・シンフォニーVOL.2」は尾高忠明さんの指揮で、エルガーの行進曲「威風堂々」第1番と交響曲第1番をお贈り致します。
エルガーと言えば、尾高さんですね。
このところ大阪フィルを指揮して頂く機会の多い尾高マエストロ、新シリーズに満を持しての登場です!
チケットは昨日22日から発売が始まりました。
良いお席はお早めにお買い求めくださいませ。
これからも大阪フィルをよろしくお願い申し上げます。
(広報:H.I)
大阪フィル×ザ・シンフォニーホール<ソワレ・シンフォニー>Vol.2
日 時:7月31日(木)19:30開演(18:30開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:尾高忠明
曲 目:エルガー/行進曲「威風堂々」第1番 ニ長調 作品39-1
エルガー/交響曲 第1番 変イ長調 作品55
料 金:全席均一指定:3,500円
※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。
※大阪フィル・会員価格の設定はございません。
チケット販売所:
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
ザ・シンフォニー チケットセンター 06-6453-2333
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:225-259】
ローソンチケット 0570-000-407【Lコード:54478】
お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
「本格的な作品を気軽に楽しんでもらいたい」というコンセプトのもと、忙しい毎日をお過ごしの皆さまにお贈りする新たなスタイルのコンサート、「ソワレ・シンフォニー」。
19時半に開演したコンサートは、お客さまにウェーバー「魔弾の射手」序曲とマーラー「巨人」をお届けし、20時45分に終演しました。

60分コンサートとのキャッチフレーズでお贈りする「ソワレ・シンフォニー」ですが、
プログラムのメインがマーラーの権威、高関健さんの指揮する交響曲第1番「巨人」。
コンサートは60分少しと短いですが、クラシック好きの方にも満足いただける重量級プログラムなのです。

ゲネプロもリハーサル同様、真剣モードがビンビン伝わる白熱したやり取りが行われました。

マーラー「巨人」と言えば、まずは1楽章のバンダトランペット。
遠くから聞こえるファンファーレの音がこの曲をより魅力的にしています。
左より篠﨑孝、秋月孝之、橋爪伴之が奏でるトランペットは、近くでは大きすぎるサウンド。
下手袖の外、エレベーターの前で演奏するのを、ステージマネージャ清水直行他が、扉の開閉で音を調整します。

4管16型のオーケストラがジャストサイズで乗るザ・シンフォニーホールのステージ。
対向配置に並ぶ弦楽器を、上手より1stヴァイオリンの方向、下手側を見た光景です。
1stヴァイオリンの横にチェロが並び、奥にコントラバスが配置されています。

こちらはその反対、下手バルコニーより上手に配置された2ndヴァイオリンを見た光景。
その横にはヴィオラが並んでいます。
床の色が、ここはザ・シンフォニーホールである事を教えてくれます。

木管と金管、打楽器の一部、ちょうどセンターあたりですが全員が楽器を吹いている画は壮観です。

そしてもっと壮観なのは、8本のホルンのベルアップ。
2楽章で頻繁に観られます。

3楽章冒頭の有名なコントラバスのメロディはソロではなくトゥッティで演奏。
マエストロは「新校訂版」を根拠に指揮をされているようです。

コンサートマスターは4月より首席コンマスに就任した田野倉雅秋。
今回が自主公演での首席コンマスお披露目コンサートとなります。
彼のチューニングでゲネプロはスタート。

(C)飯島隆
「ソワレ・シンフォニー」はコンサートの前にステージ上で指揮者のプレトークを実施。
高関マエストロの簡潔明瞭なお話、とても分かりやすかった思います。
色々なデータをしっかり取集して、披露されるあたり、リハーサルも同じですね。

(C)飯島隆
さあ、本番衣装に身を包み、颯爽とコンマス田野倉雅秋の登場です。
首席指揮者としてチューニングをします。
先ほどの写真とは雰囲気が違いますね。

(C)飯島隆
まず、ドラマチックなウェーバーの歌劇「魔弾の射手」序曲を聴いていただきました。

(C)飯島隆
そして迎えたメインのマーラー交響曲第1番「巨人」。
記念すべき「ソワレ・シンフォニー」1回目に取り上げたマーラーの大曲が、残響2秒のザ・シンフォニーホールに鳴り響きました。

(C)飯島隆
「コンサートの内容を簡単にするのではなく、訴える力の強い作品を短い時間で集中して聴いてもらう事は良いアイデアだと思う」
と、「ソワレ・シンフォニー」を評価して頂いた高関マエストロ。

(C)飯島隆
「作品の真意を聴いて頂けるように精魂込めて演奏致します!」
の言葉どおり、マエストロは渾身の指揮をし・・・

(C)飯島隆
オーケストラは凄まじい集中力でマエストロに応えました。

(C)飯島隆
圧巻は4楽章です。
圧倒的なサウンドもそうですが、視覚的にも盛り上がるような仕掛けがあるのです。
静寂を破るシンバルの一撃、ティンパニの乱打、そして激しくうねる弦楽器群に乗って、木管を中心とした管楽器群がエネルギッシュにテーマを奏でます。

(C)飯島隆
ドラマチックに始まった4楽章は、フィナーレで、勝利のコラールが強く奏でられます。
そこでは、ホルン奏者は立って演奏するようにスコアにも指示されていますが、今回の演奏っではトランペット5番奏者、トロンボーン4番奏者もこの位置で立って演奏しました。

(C)飯島隆
テンポが上がっていき、オーケストラが最後の音を奏でたと同時に起こった爆発的な拍手喝采。
マエストロはまずコンマス田野倉と握手を交わします。

(C)飯島隆
カーテンコールが始まりました。
マエストロが走者を順番に立たせて称えていきます。

(C)飯島隆
時刻はほぼ20時45分。
さすがにマーラー「巨人」です、60分という訳には行きませんでした。
しかしいつもより早い時間に、すべてのプログラムは終了。

記念撮影をしようと楽屋の前で待っていると、充実しきった表情の3名が戻って来ました。
「なーんだ、蝶ネクタイ外しちゃったよ」と高関マエストロ。
でも記念なので、「ハーイ、スマイルお願いします。」 カシャッ!
高関マエストロ、ありがとうございました。
おかげさまで「ソワレ・シンフォニー」、素晴らしいスタートが切れました。
この日の当日券、驚くほど多くの枚数を販売しました。
しかし、これは有る意味目論見どおりです。
このシリーズは、当日時間が出来たら駆け付ける!というサラリーマンの方を対象に30分開演を遅らせた訳なので、販売のピークは直前になるのではないか。
残念ながら記念すべき1回目は満員とは行きませんでしたが、このシリーズはやはりニーズが有りますね。
そうだとは思いますが・・・これでは心臓に悪いです。
せめて1週間くらい前にはご購入いただきたいと切にお願い申し上げます(笑)。
最後に、「ソワレ・シンフォニー」の初回にご来場頂きました皆さま、どうもありがとうございました。

「ソワレ・シンフォニーVOL.2」は尾高忠明さんの指揮で、エルガーの行進曲「威風堂々」第1番と交響曲第1番をお贈り致します。
エルガーと言えば、尾高さんですね。
このところ大阪フィルを指揮して頂く機会の多い尾高マエストロ、新シリーズに満を持しての登場です!
チケットは昨日22日から発売が始まりました。
良いお席はお早めにお買い求めくださいませ。
これからも大阪フィルをよろしくお願い申し上げます。
(広報:H.I)
大阪フィル×ザ・シンフォニーホール<ソワレ・シンフォニー>Vol.2
日 時:7月31日(木)19:30開演(18:30開場)
会 場:ザ・シンフォニーホール
指 揮:尾高忠明
曲 目:エルガー/行進曲「威風堂々」第1番 ニ長調 作品39-1
エルガー/交響曲 第1番 変イ長調 作品55
料 金:全席均一指定:3,500円
※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。
※大阪フィル・会員価格の設定はございません。
チケット販売所:
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
ザ・シンフォニー チケットセンター 06-6453-2333
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:225-259】
ローソンチケット 0570-000-407【Lコード:54478】
お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
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