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「第52回大阪国際フェスティバル」は大盛況のうちに終了!

黄金週間前半最初の土曜日、伝統の「第52回大阪国際フェスティバル」が開催されました。

大阪フィル桂冠指揮者・大植英次の指揮した大曲「アルペン・シンフォニー」は、フェスティバルホールの大空間いっぱいに鳴り響きました。

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「大阪国際フェスティバル」は今年で52回目を数え、新しくなったフェスティバルホールでは昨年のマーラー「復活」に続いての開催。
大編成オーケストラによる大会場での迫力のサウンドは、「これぞオーケストラ!」という醍醐味を感じて頂けたことと思います。

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しかしながら今回の聴きどころは「アルペン・シンフォニー」だけではありません。
ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番は、色々な意味でお客様の度肝を抜いたのではなかったでしょうか。
まずは、ゲネラルプローヴェの様子からご覧頂きましょう。

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ヴァイオリン独奏は、現在29歳のネマニャ・ラドゥロヴィチ。
多くの国際コンクールで優勝を重ねている注目のヴァイオリニスト。
その外見はロックミュージシャンのようで、驚かれたことと思います。
そして演奏が始まると、ヴァイオリンの演奏技術の高さに再び驚くこととなるはずです。

本番でのお客様の驚く顔が楽しみです(笑)。

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大植英次マエストロのゲネプロの衣装がこちら。
今年の「大阪国際フェスティバル」のチラシの衣装、そのままです。
本番さながらのこの衣装で、マエストロは終演後のサイン会にも臨みました。

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以下、本番写真ではパート別の光景をご覧頂けませんのでゲネプロの写真でどうぞ。
大植マエストロの全身を使った指揮に反応する弦楽器。

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フルート、クラリネット、トランペット、打楽器のメンバーです。
ホルンは本番写真でご覧いただきましょう。

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オーボエ、ファゴット、トロンボーン、打楽器のメンバーです。

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ヴァイオリンの後ろのプルト、そしてチェレスタにハープです。

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ひな壇のいちばん上手寄りにチューバ、その前にオルガンが並びます。

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全体を見るとこのような感じで、フェスティバルホールの大きなステージに所狭しと楽器が並んでいます。
大植英次お得意の「アルペン・シンフォニー」は、間もなく満員のお客さまを魅了するはずです。

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開場前の誰もいない客席を、アーレンオルガンの位置から見るとこのように見えます。
とにかくデカい!
天井から音が降ってくると言われる、フェスティバルホールの客席。
1時間後にはこの客席がお客さまでいっぱいに埋まります。

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そして迎えた前半のブルッフのヴァイオリン協奏曲。
ステージにネマニャ・ラドゥロヴィチが登場すると、客席からは「オーッ!」という声が。

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その声がため息に変わるのには、さほど時間を要しませんでした。
正確なピッチに、見事な技術。
外見とは全く違い、とても端正な演奏です。

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アイコンタクトというのではありません。
時おり見つめ合いながら、確実にタイミングを決めていくマエストロはさすがですが、
この両者はとても気が合っているのでしょうね。
これまでの共演で手応えを感じた大植マエストロが、絶対の自信を持ってラドゥロヴィチを今回のソリストに推薦したのです。
それにしても2楽章の美しさは鳥肌ものでした。

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ブルッフ終了と同時に起こった拍手喝采。
何度目かのカーテンコールの後、お客さまの気持ちを察したマエストロがラドゥロヴィチにアンコールを要求し、その曲名をマエストロ自らお客さまに大声で伝えます。
それは、
パガニーニの「24のカプリース」ネマニャ・ラドゥロヴィチ編曲版。

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息をのんで聴いていたお客さまが、ラドゥロヴィチが弾き終わるや否や、割れんばかりの拍手を贈ります。
中には立ち上がって拍手をするお客さまの姿も多く見受けられました。
それに丁寧に応えるラドゥロヴィチ。
大阪のフェスティバルホールで、新しいスターが誕生した瞬間です!

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前半終了後の舞台袖で、記念撮影を行いました。
カメラを向けると、すかさず近くの椅子を持ってきて上に乗るマエストロ。
そしてこの2ショットが実現しました。

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首席コンマス田野倉雅秋、渡辺美穂とも記念撮影です。
「はーい皆さん、ス マ イ ル!」
渡辺美穂が持っている花束は、ラドゥロヴィチがもらったのをプレゼントしたもの。
心優しいラドゥロヴィチ、人気あるのも納得です。
必ずまた共演しましょう!

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20分の休憩を挟み後半はいよいよ大植マエストロの十八番、アルペン・シンフォニー。

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マエストロはこういった構築力を必要とするドラマチックな大曲が得意です。

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曲は‘夜’から始まり、やがて日が昇ります。

‘夜’~‘日の出’~‘登り道’~‘森への立ち入り’~‘小川に沿っての歩み’~‘滝’~‘幻影’~‘花咲く草原’~‘山の牧場’~‘林で道に迷う’~‘氷河’~‘危険な瞬間’~‘頂上にて’~‘見えるもの’~‘霧がたちのぼる’~‘太陽が次第に陰る’~‘哀歌’~‘嵐の前の静けさ’~‘雷雨と嵐、下山’~‘日没’~‘終末’~‘夜’

登山の1日をリアリティいっぱいに音楽で描いているこの曲。
人生に置き換えて聴くと、また違って聞こえるのが不思議ですね。

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「演奏の途中で、目の前にマッターホルンがそびえ立って見えた!」
終演後、マエストロは興奮気味に話していましたが、
確かにとてもスケールの大きな山を感じた方も多かったのではないでしょうか。

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最初の‘登り道’のシーンで登場するバンダの演奏風景。
バンダはホルン9、トランペット2、トロンボーン2の総勢13名。
マーラーなどで使われているものと比較しても大規模なバンダです。

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副指揮者の金丸克己さんの指揮に合わせて演奏したバンダチーム。
上手の舞台袖で奏でる音はかなり大きいのですが、あらかじめ指揮者と打ち合わせているステージマネージャー清水直行の指示で扉を開け閉めしながら、音を調整。
ステージ上の演奏と綺麗なコントラストを描き、絶妙にアンサンブルを奏でました。

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‘山の牧場’のシーンで登場するカウベルも、バンダで登場。
上手から二人・・・

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下手からも二人で長閑な風景を描いていました。

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‘雷雨と嵐’のシーンでは、金管、木管が咆哮し、打楽器も大音量で鳴り響く中・・・

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ウインドマシーンやサンダーマシンも大活躍でした。

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嵐はやがて止み、どうにか下山。やがて日は沈み、再び夜が巡ってきます。
大植マエストロ率いる登山隊は、一人の脱落者もなく無事生還(笑)。

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大上マエストロと共に登山にお付き合いいただいた満員のお客さまは、
60分に及ぶ大曲を、静かにお聴きいただきました。

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やがて演奏は静かに終了しました。
じゅうぶんな静寂の後、拍手喝采そしてブラヴォーの嵐。
先ほどのサンダーマシーンを凌ぐほどの大声援をいただきました。

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マエストロは首席コンサートマスター田野倉雅秋とまず握手で労をねぎらいます。

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さあ、カーテンコールが始まりました。

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マエストロが真っ先に立たせて、称えたのはホルンの1番を吹いていた高橋将純。
彼が率いるホルンのメンバーも、

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ヘッケルフォーンやイングリッシュホルンも大活躍のオーボエのメンバーも、

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バックステージからステージ上を走り回っていた打楽器のメンバーももちろん、
すべてのメンバーをマエストロは順に立たせてお客さまに紹介し、称えました。

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最後に登場したのは、バンダのメンバー総勢13名です。
右端が副指揮者の金井克己さん。
彼らにもお客さまから温かな拍手が贈られました。

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いったい何度目になるのでしょう。
最後にもう一度お客さまにご挨拶をして、長かったカーテンコールは終了しました。

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楽屋に戻ったマエストロの元にはたくさんのお客さまが面会。
そして、新聞社のインタビューなども有って大忙しですが、
大植マエストロの気持ちはサイン会場に向いています。
久しぶりにファンの皆さまとの語らいの場。
マエストロが待ち望んでいたサイン会が始まりです!

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フェスティバルホール2階ホワイエに並んでお待ちいただいたファンの皆さまと楽しそうに語らう大植マエストロ。
サイン会は和やかに、続いていきました。


昨年の「大阪クラシック」以来となる桂冠指揮者・大植英次と過ごしたひと時。
次回、一緒に演奏するのは9月の「大阪クラシック」と「第481回定期」だと、この時は思っていました。

しかしその後、首席指揮者井上道義の咽頭癌が判明。
6月までの活動を自粛し治療に専念することを受けて、5月21日の「マチネ・シンフォニー」を大植マエストロが代わりに指揮する事が決定しました。

いったんドイツに戻っているマエストロ。
大阪フィルの緊急事態に、すべての予定を変更して日本に戻って、指揮してくれる事になりました。

井上の病状については4月30日に発表した状況から現在のところ変化はございません。

「マチネ・シンフォニー」の指揮者変更につきましてはコチラからご覧ください。

新たな動きがあればお知らせいたします。

まずは、「マチネ・シンフォニー」をよろしくお願い申し上げます。

(広報:H.I)

「マチネ・シンフォニーVol.11」 

日 時:5月21日(水)14:00開演
会 場:ザ・シンフォニーホール 
指 揮:大植英次(予定していた井上道義は、病気療養のため変更となりました) 
独 奏:オリヴィエ・シャルリエ(ヴァイオリン)
曲 目:ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
   ブラームス/交響曲 第2番 二長調 作品73
料 金:A席4,000円 B席3,000円

問合わせ:大阪フィル・チケットセンター06-6656-4890


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