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大植英次の指揮する「マチネ・シンフォニー」のレポートです!

平日午後の名曲セレクション「マチネ・シンフォニーVol.11」は今月21日、大盛況のうちに終了しました。

このコンサートの2回目からずっと指揮を続けてきた首席指揮者の井上道義は、病気療養のため無念の降板。
代わりに指揮をしたのは、桂冠指揮者の大植英次。
すべてのスケジュールを調整し、本人曰く「いざ鎌倉!」の気持ちで駆け付けてくれました。

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その大植英次の指揮、オリヴィエ・シャルリエのヴァイオリンによるベートーヴェンの協奏曲のゲネラルプローヴェの様子からご覧いただきましょう。

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延々とオーケストラによる演奏が続く第1楽章冒頭。
独奏ヴァイオリンによるソロの出番直前、オリヴィエ・シャルリエの表情です。

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いやーこれは、技術的にも音楽的にも素晴らしいベートーヴェン!
井上道義は、「オリヴィエは現在最高のベートーヴェン弾き!」とメッセージを寄せています。

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本番で彼の演奏を聴いた皆さまの反応がとても楽しみになってきました。
こちらが「オリヴィエのヴァイオリンソロ、素晴らしいですよ。ぜひお聴きください!」と繰り返しても、音楽だけはご自身の耳でお聴きいただくしかありません。
演奏終了後の皆さまからの拍手喝采を想像して、ニヤニヤしてしまいました。

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ブラームス交響曲第2番のゲネプロが始まりました。

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Tシャツでリハーサルなどは指揮をする方が多い中、大植マエストロのゲネプロ時のファッションがこちら。
マエストロはまたコンサートの前半と後半でも衣装替えをされます。
音楽と同様に楽しみにされているファンの方も随分多いとか。

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上下への動きも多いマエストロ渾身の指揮。
これだけぴったりフィットしたジャケットを着ていても、ほとんど汗をかかないマエストロ。
激しい指揮をしても表情が変わらないって、クールで恰好いいですね。

ブラームスを演奏する弦楽器前のプルトと管楽器の奏者の様子。

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そしてこちらが下手の1stヴァイオリンとヴィオラパート演奏中の光景。
お知らせしたように、ブラームスは弦16型の対向配置でお届けいたします。
本番写真はあまり奏者が写っていないので、この写真で雰囲気を掴んでください。

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上手側の2ndヴァイオリンとチェロ、コントラバスの演奏風景がこちら。
16型のオーケストラはすっぽり収まるザ・シンフォニーホール。
豊かな響きも心地良い! さすがに素晴らしいホールですね。

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ゲネプロ終了後、コンマス田野倉雅秋と話すマエストロの元に、ステージマネージャ清水直行、ライブラリアン家恵子が集ってきました。
ステージメンバーも諸々と調整を済ませ・・・
ザ・シンフォニーホールにあと1時間半ほどで、大フィルサウンドが鳴り響きます。

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(C)飯島隆

「マチネ・シンフォニー」は、開演前にステージ上でプレトークを行っています。
開演10分前、大植マエストロもマイクを持って登場。
後ろにはお馴染みの大きな虫眼鏡も置かれていますね(笑)。
このトークからお客さまは大植ワールドに引き込まれていくことになります。

トークの中身は、「今回のプログラムは構成的に素晴らしい。さすが井上道義さん!」
それ以外は、「ここだけのハナシ!」と云う事なので、お伝え出来ません。残念です(笑)。
プレトークは、時間が来てオケのメンバーが定位置に付くまで行われました。

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(C)飯島隆

前半はベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。
オリヴィエ・シャルリエのヴァイオリンは冴えに冴えて・・・

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(C)飯島隆

お客さまのハートを鷲掴み。
現在、演奏活動と並行して、パリのコンセルヴァトワールで後進の指導にあたるオリヴィエ・シャルリエ。
まだまだ日本ではその名前が広く一般に知られていないのが残念ですね。
首席指揮者・井上道義が2年ほど前に彼のヴァイオリンを聴き、その後N響やアンサンブル金沢などで共演を重ね、今回
大阪フィルに招いて、晴れて共演を果たすつもりだったそうです。

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(C)飯島隆

演奏終了後、予想通りの拍手喝采、ブラヴォーの嵐です。
オリヴィエ・シャルリエは満面の笑みでお客さまにご挨拶。

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(C)飯島隆

そして彼がアンコールで弾いたのは超絶技巧の曲、フィオリオの「36の練習曲形式の奇想曲」より‘第28番’。
指揮台の上に座り、聴いている大植マエストロの姿が印象的でした。

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カーテンコールを終え、大植マエストロ、オリヴィエ・シャルリエ、そしてコンマスが楽屋に戻って来ました。
みんなとてもハイテンション。
いつものように記念写真をお願いしました。

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マエストロが楽屋に戻った後も、オリヴィエ・シャルリエと首席コンマス田野倉雅秋、コンマス渡辺美穂、の話は尽きません。
「それにしてもあなたの楽器(1747年製カルロ・ベルゴンツィ)は鳴りますね!」
「よかったら弾いてみるかい?」
ということで、コンマス田野倉が弾いているのがオリヴィエのカルロ・ベルゴンツィ。
いつの間にやらチェロ近藤浩志も混ざって、談笑は続いていきます。

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「この楽器、ここがこうなっているんだよ。」
自分の楽器をこんな感じで説明をしているオリヴィエ・シャルリエ。
本当に気さくで良い人ですね。

彼にコンサートの感想を伺いました。
「今回、井上マエストロと一緒出来なかったのは残念でした。 でもマエストロEIJIは自分に合わせてくれて、とても弾きやすかったです。 大阪フィルは色合いがはっきりしていて良いオーケストラですね。 大変楽しかったです。 皆さま、またお会いしましょう!」

彼の弾くヴァイオリンの音色は、彼の人柄そのままの温かみをもったものでした。
必ずまた共演したい。そう思わせる素晴らしいアーチストでした。

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(C)飯島隆

さあ、いよいよ後半のブラームス交響曲第2番です。
首席コンマス田野倉雅秋のチューニングで始まります。(楽器は自分の楽器ですので)

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(C)飯島隆

ザ・シンフォニーホールのステージに並んだブラームス2番の楽器配置はご覧の通りです。
先日のアルペンシンフォニーなんかと比べると弦楽器の数は同じですが、管楽器の数が違います。

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(C)飯島隆

4年ぶりとなる大植マエストロのブラームス2番。

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(C)飯島隆

後半のブラームスも、これぞ大植英次!という音楽。
情感豊かな指揮で、速度もフレキシブルに変わっていきます。
そして、音楽同様やはり表情がとても豊かです。

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(C)飯島隆

「マエストロの指揮する表情が見たい!」
大植英次は、おそらく日本で一番クワイア席が売れる指揮者ではないでしょうか。
この日もクワイア席はもちろん、クワイア席に近い2階バルコニーRA~RC、LA~LCのブロックは満席。
そして演奏は第4楽章、疾風怒濤の如くアップテンポで駆け抜けて行きました。
ラストでは第2主題を高らかに奏でる金管メンバーも高速テンポに食らい付き、歓喜のフィナーレです。

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(C)飯島隆

演奏終了と同時に起こった拍手喝采、ブラヴォーコール、有難うございました。
クワイア席とRAブロック、そして客席前方が写っていますが、そこ辺りは完全にお客さまで埋まっております。
これ、平日のお昼間のコンサート。
定期演奏会のような錯覚に陥ります。

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(C)飯島隆

大植マエストロは、コンサートマスター田野倉雅秋と握手を交わし・・・

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(C)飯島隆

お客さまに感謝のご挨拶をいたします。
改めて、このコンサートは「マチネ・シンフォニー」、定期演奏会ではありませんので、
アンコールはブラームス2番の初演の時に習って、3楽章を再度演奏しました。

色々と大変だった「マチネシンフォニー」でしたが、大盛況のうちに終えることが出来ました。
指揮者の交代などがあったにも関わらず、ご来場いただき温かい拍手を賜りましたお客さまには、この場を借りて御礼申し上げます。
また、会場には行けなかったけど応援していたよと言って下さる皆様にも、感謝申し上げます。

次回の「マチネ・シンフォニー」は、11月13日に行います。
プログラムは、ドヴォルザークのチェロ協奏曲とベートーヴェンの交響曲第5番「運命」という王道プロ。
ソリストは、チェロのマリオ・ブルネロを迎えてお届けします。
指揮はもちろん、首席指揮者・井上道義でお届けいたします!
ハイ、お届け出来ると信じております。


そんな事からもお判りのように・・・
「マチネ・シンフォニー」は「マチネ定期」と言ってもいいほどの本格コンサート。
チケットはA席4000円、B席3000円とリーズナブルな設定。
次回「マチネ・シンフォニーvol.12」は、7月22日(火)一般発売です。


どうぞよろしくお願いします。


大阪フィル、この後はいよいよ「第478回定期演奏会」です。
定期演奏会3度目登場となる指揮者イオン・マリンを迎えて、ナントこちらもベートーヴェンとブラームスというプログラム。
実は本日からリハーサル初日を迎えておりまして、
こちらの詳細は改めてご報告申し上げます。

定期本番は、今週28日(水)、29日(木)です。
チケット、はまだ余裕がございます。
どうぞフェスティバルホールにお越しくださいませ!

(広報:H.I)

    【♯478】チラシ

「第478回定期演奏会」

日 時:5月28日(水)19:00開演、5月29日(木)19:00開演
会 場:フェスティバルホール
指 揮:イオン・マリン
曲 目:ベートーヴェン/交響曲 第2番 ニ長調 作品36
    ブラームス/交響曲 第4番 ホ短調 作品98

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

[学生席について]
・今年度より3階を学生席(25歳以下)として前売り販売しております。
・ご予約は、一般発売日より大阪フィル公式HPでお申込みください(インターネット販売のみ)。
 引換券を発行いたします。
・当日、窓口にて学生証を提示の上、引換券を座席券に交換してください。
・整理券の番号順に良い座席をご用意させていただきます。
・尚、ご入場後も係員がお座席にて学生証の提示をお願いする場合がございます。

・チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:218-937】

・お問合せ
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890


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