PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

マーラー「悲劇的」がフェスティバルホールに鳴り響きました!

「第481回定期演奏会」は大盛況のうちに終了。

フェスティバルホールに鳴り響いた桂冠指揮者・大植英次の激しく緩急の付いた、ケレン味たっぷりのマーラー「悲劇的」に、オーケストラは凄まじい集中力で応えました。
ご来場いただきましたお客さま、行けなかったけど応援していたよ!と仰ってくださる皆さまに、この場を借りて御礼申し上げます。

IMG_1220.jpg

色々あった「第481回定期」の模様を振り返ってみましょう。
まずは、2日目のゲネプロの様子から。

IMG_1207.jpg

1日目の反省点を振り返りながら、大植マエストロの指示が飛びます。
ここで減速、ここで加速。
大植マエストロが現在考えるマーラー「悲劇的」が、大きなフェスティバルホールで展開していきます。

IMG_1227.jpg

5管16型、総勢110名の大オーケストラも、フェスティバルホールのステージではこれだけの余裕が有ります。
やはり大きなステージですね。 ご存知の通り、フェスは客席も大きいホールです。
しかし、そこは人気の大植マエストロ。 1階席、2階席はほぼ満員。 
これだけで2000席あります。

3階の学生席は・・・うーん、今後のテーマの一つですが、
1階、2階が一杯になれば一般に向けて解放する準備は出来ているので、
当面は未来の音楽文化の担い手となる学生の皆さまに向けて千円での販売は、
根気強く続けて参ります。

IMG_0005.jpg
(C)飯島隆

首席コンサートマスター田野倉雅秋が登場。
チューニングに続き・・・

IMG_0018.jpg
(C)飯島隆

大植英次マエストロが登場。
コンマスと握手を交わし、お客さまにご挨拶。

IMG_0108.jpg
(C)飯島隆

そして振り返り、オーケストラの方を向くとタクトを静かに動かし始めました。

IMG_0128.jpg
(C)飯島隆

「悲劇的」第1楽章が始まりました。
いきなりマーラー得意の行進曲からスタート。

IMG_0183.jpg
(C)飯島隆

第1楽章の第2主題は、前年に結婚したマーラーが新婚の奥さまをテーマに描いた情感豊かな「アルマの主題」。
オーケストラが思うような音を奏でると、にこやかに微笑んで good! 

IMG_0218.jpg
(C)飯島隆

この曲、第2楽章、第3楽章の順番を巡って、スケルツォなのかアンダンテなのか諸説あるようですが、大植マエストロは2005年の時も一貫してスケルツォ~アンダンテの順で演奏。
諧謔的な第2楽章では、マーラーの二人が子供のよちよち歩く姿も垣間見えます。

IMG_0126.jpg
(C)飯島隆

マーラーの交響曲は緩徐楽章に美しい曲が多い事で知られていますが、この曲もそう。
牧歌的なメロディに、カウベルが良く馴染みます。
第3楽章では、カウベルはバンダではなく、ステージ上で鳴らされるのがポイント。

IMG_0269.jpg
(C)飯島隆

チェレスタ、ハープの分散和音による響きにヴァイオリンの調べが絡み、ティンパニが特徴的なリズムを刻む第4楽章冒頭。
30分に及ぶ長大な楽章が始まりました。

IMG_0243.jpg
(C)飯島隆

弦、管、打楽器すべてが、活躍する第4楽章。
オーケストラサウンドの醍醐味をこの楽章だけで感じることが出来ます。

飯島さんのカメラは、メンバーの表情をしっかり捉えて頂いております。
フルート、クラりネット、打楽器・・・

IMG_0279.jpg
(C)飯島隆

オーボエ、ファゴット、トロンボーン、テューバ、打楽器・・・

IMG_0285.jpg
(C)飯島隆

ベルアップで咆哮するホルンは実に絵になりますね。

IMG_0240.jpg
(C)飯島隆

下手の1stヴァイオリンもヴィオラも、強弱記号フォルテからピアノに至るまで実に良く鳴っていました。

IMG_0241.jpg
(C)飯島隆

2ndヴァイオリンは、ヴィオラと同じく内声をしっかり聴かせます。
これこそが魅力あるオーケストラサウンドの要件。
チェロはある時は刻み、ある時は対旋律を謳い、ある時はメロディーを奏でます。

IMG_0238.jpg
(C)飯島隆

そして、コントラバスは底辺からオーケストラを支えます。
さて、弦楽器の魅力は皆さまに伝わりましたでしょうか。

IMG_0286.jpg
(C)飯島隆

この曲に於いてチェレスタとハープは特別な意味を持っているように思います。
大切なメロディを数多く奏でていました。

ご覧のように後ろのドアが開いていますね。 これは・・・

IMG_0177.jpg
(C)飯島隆

バンダで演奏するカウベルの音が客席に聞こえるように、ゲネプロで音の強弱やバランスを測りながら、ドアの開閉を決めています。
ドアの開閉は、ステージマネージャー清水直行が行っています。

IMG_0264.jpg
(C)飯島隆

第3楽章のカウベルは、バンダではなくステージ上で奏でられます。

IMG_0295.jpg
(C)飯島隆

スネアドラム、カウベル、他にもシンバルなんかも担当している久保田善則がハンマーも担当しています。

5K5A9224.jpg
(C)飯島隆

ステージマネージャー清水直行手作りのハンマーは、フェスティバルホールに ‘ダーン’ と鳴り渡りました!

IMG_0284.jpg
(C)飯島隆

ハンマー、カウベル以外にも、打楽器が大活躍するマーラー「悲劇的」。
シンバル、バスドラムはもちろん・・・

IMG_0302.jpg
(C)飯島隆

2台のティンパニも・・・

IMG_0254.jpg
(C)飯島隆

スネアドラム、シロフォン、グロッケンシュピール、銅鑼もフェスティバルホールの大空間に鳴り響きました。
マーラーの描く跳躍の多いホルンの旋律を見事に演奏してみせたホルンの高橋将純には、お客さまからも盛大な拍手が寄せられました。

IMG_0322.jpg
(C)飯島隆

初日に続き2日目も、第4楽章最後の音が鳴った後、お客さまが集中して作って頂いた静寂が心地良かったです。
大音響に対して無音。 この格差もオーケストラの醍醐味ですね。
大植マエストロはコンマス田野倉と握手を交わします。

IMG_0349.jpg
(C)飯島隆

そして、お客さまの拍手喝采に笑顔で応えます。

IMG_0352_201409272349585c6.jpg
(C)飯島隆

コンマス田野倉雅秋と2ndヴァイオリントップ宮田英恵の手を取ってお客さまに応えるマエストロ。
メンバーの笑顔がこの日の演奏の出来を物語っています。

5K5A9250.jpg
(C)飯島隆

いったい何回カーテンコールは繰り返されたのでしょうか。
本当に感動的な時間でした。
お客さまには、長時間に渡り演奏をお聴きいただき、ありがとうございました。

IMG_0366.jpg
(C)飯島隆

鳴り止まない拍手にいつまでも応える大植マエストロ。
いつも見られる姿ですね。
ご声援ありがとうございました。 これにて、「第481回定期演奏会」は終了です。

IMG_1193.jpg

大植マエストロがコンマス2名と共に写った写真。
初日に3枚の写真を撮影しましたが、すべて3人の並ぶ順番が違っています。
3枚とも笑顔が素敵だったので、今回もそのうちの1枚をご覧いただきましょう。


「大阪クラシック」から続いた桂冠指揮者・大植英次との音楽作り。
終わってみるとあっと言う間に終わり、楽しい時間でした。

さあ、10月の「定期演奏会」に気持ちをシフトして行きましょう。
いよいよ井上道義の復活コンサートです。
本人の元気な姿も確認出来ましたので、4月の「首席指揮者就任披露演奏会」並みに盛り上げていきたいと思います。
皆さま、どうぞよろしくお願い申し上げます。

(広報:H.I)

      【#482】チラシ

「第482回定期演奏会」

日 時:10月23日(木)、24日(金)19時開演(18時開場)
会 場:フェスティバルホール
指 揮:井上道義
独 奏:ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)
曲 目:ショスタコーヴィチ/ロシアとキルギスの主題による序曲 作品115
    プロコフィエフ/ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 作品26
    チャイコフスキー/交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
料 金:A席:6,000円、B席:5,000円、C席:4,000円
    学生席(3階席):1,000円、BOX席:7,000円

※未就学のお子さまのご入場はお断りさせていただきます。

[学生席について]
・2014年度より3階を学生席(25歳以下)として前売り販売いたします。
・ご予約は、一般発売日より大阪フィル公式HPでお申込みください(インターネット販売のみ)。
 引換券を発行いたします。
・当日、窓口にて学生証を提示の上、引換券を座席券に交換してください。
・整理券の番号順に良い座席をご用意させていただきます。
・尚、ご入場後も係員がお座席にて学生証の提示をお願いする場合がございます。

チケット販売所
大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890
フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221
チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:219-199】

お問合せ:大阪フィル・チケットセンター 06-6656-4890



スポンサーサイト

| 定期演奏会 | 16:00 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT