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ベートーヴェン交響曲全曲演奏会(1)

  先週末開催いたしました「第517回定期演奏会」、大勢ご来場いただきありがとうございました
  かねてよりお知らせしていましたとおり、この定期演奏会が尾高忠明音楽監督就任披露演奏会。40年以上の長いおつきあいなので、少し不思議な感じもしますが、今まで客演で来ていただいていた時とは異なる尾高カラーがより鮮明に出てくることと思います。朝比奈隆が築いた土台に、大植氏、井上氏のカラーが加わり、そしてこれからまたどのように変わっていくか、楽しみにしていただければと思います。

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 そして、尾高新音楽監督との最初の大仕事といえば、来月から始まる「ベートーヴェン交響曲全曲演奏会」。ベートーヴェンの交響曲、というのは、ご存じのとおりオーケストラの礎であるというべき、最も大切なレパートリーです。これまでに札幌響と二度取り組んでいる尾高は「チクルスをひとつやり遂げるとオーケストラとの間に共通の語法が生まれ、距離が縮まっていく。そのプロセスも楽しんでいただければ」と語ります。

 また、今回は作品を作曲順に演奏していくので、年を追うごとの変化、深化も感じていただけることと思います。記念すべき初回は第1番と第2番。全9曲の中では、演奏機会の少ない作品ですが、さすがベートーヴェン!ハイドン風の装いをしつつも、隠しきれないエネルギー、個性が溢れています。 マエストロも 「軽い作品、と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません!特に2番は明らかにエロイカ(3番)に向かって行っています」と話します。

 音楽史上の“事件” とも言われる第3番ですが、突然アイディアが湧いたのではなく、ちゃんと伏線があった―ということも、シリーズを通して聴いていただくことで実感していただけ、より興味深くお聴きいただけることでしょう。

 大阪フィル11年ぶりのベートーヴェンチクルス、5月17日スタートです!
 
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(C)飯島隆

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第517回定期演奏会~尾高忠明就任披露演奏会~(3)


 今週、JR車内に掲出されていた尾高×大阪フィル「ベートーヴェン交響曲全曲演奏会」のポスター。いよいよ尾高忠明・新音楽監督就任まで、あと10日を切りました。

 音楽監督はオーケストラの「顔」ですので、その交代はオーケストラにとって大きなできごと。またファンの方にとっても、今後の大阪フィルがどこへ向かっていこうとしているのか、期待と不安、両方あるのではないかと思います。尾高忠明の考え、大阪フィルと今後目指していくことなどをお伝えするため、今年に入ってから公演の合間を縫って、出来るだけたくさんの方とお会いする場を作ってきました。

 3月後半になり、ようやく記事が出来上がってきました!
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 「ぶらあぼ4月号」(左)「モーストリークラシック5月号」(上・中央)「ぴあクラシック 2018春号」(上・右 ※こちらは楽団紹介記事が中心)「音楽之友4月号」(下・右) に掲載中です。

 また本日の日経新聞夕刊にも記事が掲載されています。

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 こちらはWEB https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28487180T20C18A3AA2P00/ でも読むことが出来ますので、関西地区以外の方もぜひご覧下さい。

 “ブラームスやベートーヴェン、ベーシックな作品ですごい演奏が出来るオーケストラを目指したい” 井上道義からバトンを引き継いだ、尾高忠明と大阪フィルの新たな歩みに、どうぞご期待ください。就任披露となる「第517回定期演奏会」は、4月7日&8日、3時開演です!

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第517回定期演奏会~尾高忠明就任披露演奏会~(2)

   「第516回定期演奏会」、無事終了いたしました。遠方からも大勢、お越しいただいていたようでありがとうございました。レアプログラムということもあり、この曲目が取り上げられるのを何年も待っていた!という方々から熱いコメントもいただきました。
 
 17/18シーズンの定期演奏会は、こちらが最後。いよいよ来月からは、新たなシーズンがスタートします。そして、次回「第517回定期演奏会」といえば、尾高忠明音楽監督就任披露演奏会。大阪フィルにとって、新たな歴史の扉を開く、重要な演奏会です。

 
 一昨年11月に就任発表以来、1年余しの時間をかけて、音楽監督就任への準備をしてきたマエストロ。「ミュージックアドヴァイザーとしての1年間は婚約期間のようなもの。4月からいよいよ結婚という感じ」と、大阪フィルとのこれまでとこれからの関係の違いを話すマエストロ。「4月からいいスタートが切れるのでは、と楽しみにしている」と語ります。

 マエストロは神奈川県出身ですが、朝比奈/大阪フィルという存在については子どもの頃から見聞きしていて、当時日本ではマイナーな存在だったブルックナー作品にくりかえし挑んでいく姿に強い印象を抱いていたとのこと。就任披露演奏会も、大阪フィルのトレードマーク、ブルックナー8番で臨みます。

 すでに大阪にマンションを借り、ひとりで地下鉄で移動をしながら、大阪の街や人との出会いを楽しんでいるマエストロ尾高。「ひとつの指揮者とひとつのオーケストラが、じっくりと腰を据えてひとつのものを作り上げていく、という原点に立ち帰りたい」と抱負を語ります。

 大阪フィルの新たな出発となる「第517回定期演奏会」へどうぞお越しください!
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第516回定期演奏会

 このたび大阪フィルは「平成29年度大阪文化祭賞」を受賞いたしました。
 こちらの賞は、昨年2月の「第505回定期演奏会」(指揮:井上道義、ショスタコーヴィチ/交響曲第11番・第12番)と昨年7月の「バーンスタイン/ミサ」(指揮・総監督:井上道義) の二公演が高く評価されての受賞となりました。すでに発表されております「音楽クリティック・クラブ賞」「大阪文化賞」(後者は代表してマエストロが受賞)に続いての受賞。私たちにとっても忘れがたい経験となったふたつの演奏会での受賞、大変光栄に思っています。

 ショスタコーヴィチといえば、今週末の「第516回定期演奏会」で再び、マエストロ道義と取り組みます。

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 2014年の首席指揮者就任以後、4番⇒7番⇒11・12番 と取り組んできましたが、今回は2番と3番。作品番号14と20という数字の示す通り、ショスタコーヴィチ若き日の作品です。それぞれ30分弱の短い作品ですが、そこにギュッといろいろなアイディアが濃縮された意欲作です。2番(1927年初演)の「十月革命」は12番(1961年初演)「1917年」と同じ出来事を描いていますが、ずいぶん印象が異なります。昨年の演奏会を聴かれた方はさまざまな感慨とともに楽しんでいただけることと存じますが、聴いていない方も若いショスタコーヴィチのエネルギーを感じていただければ、と思います。美しさだけではなく、作品に潜む凶暴さ、冷酷さも鋭く描き出す道義のショスタコーヴィチ、ぜひ会場でお聴き下さい!

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2月8日に行われた「大阪文化賞」受賞式の模様。

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学生券のご案内

  先週の「第515回定期演奏会」には、きびしい寒さの中大勢ご来場いただきありがとうございました。特にこちらの演奏会、若いお客様の数が非常に多く、2日間あわせて400名を超える学生の方にご来場いただきました。吹奏楽アレンジが有名な「ローマの祭り」や「松」、オリジナルの感想はいかがでしたでしょうか?また、バンダを用いた立体的な響き、会場が固唾をのんで見守る弱音の緊張感など、ライブならではの味わいもお楽しみいただけたのでは、と思います。

 これからの演奏会で、学生券の設定があるものをまとめてご紹介いたします。

★まずは次回の定期演奏会。マエストロ井上道義によるショスタコプログラムです(3月9日・10日)!大阪フィルの定期演奏会は3階席を学生券1000円(25歳以下の学生の方。当日学生証の提示が必要)で販売しています。今回演奏する第2番&第3番はショスタコーヴィチ初期の作品。最後の部分だけ合唱が入ったり、突然サイレンのような音がなったり、色々なアイディアが盛り込まれており、若い勢いを感じます。

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 ★三田市・郷の音ホール開館10周年記念コンサート(3月4日)。こちらは高校生以下の方は1000円でご鑑賞いただけます。昨夏の「バーンスタイン/ミサ」、大詰めの場面で素晴らしいソロを披露した込山直樹くんも特別ゲストとして出演。お問い合わせは郷の音ホールまで。

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★つづいて高槻現代劇場での「みんなで聴こう☆オーケストラ」(5月13日)。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲とチャイコフスキー「悲愴」という本格的なプログラム、学生の方は1000円で楽しめます!住宅地の中にあるホール、近隣の方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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★最後に、「大阪フィルのメンバーによる弦楽合奏の愉しみ」(4月13日吹田メイシアター、14日大阪フィルハーモニー会館)。こちらも25歳以下の学生の方は、1000円でご鑑賞いただけます。曲はヴィヴァルディ「四季」とメンデルスゾーン「八重奏曲」。指揮者なし、コンサートマスターを中心とした濃密なアンサンブルをお楽しみ下さい!

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 また、4月以降の定期演奏会につきましては、学生定期会員制度http://www.osaka-phil.com/news/detail.php?d=20180131 も開設しました。 ぜひこれからも気軽に演奏会に足を運んでみて下さい!

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